Amazonは、人間の代わりに機械を使い始めているらしい。
Eコマース大手の同社は、注文された商品を梱包するための機械を一部の倉庫に導入しているという。Reutersが米国時間5月13日、このプロジェクトに携わった2人の匿名情報筋の話として報じた。
「CartonWrap」というイタリア製の機械は、ベルトコンベアーを流れる商品をスキャンし、カスタムメイドの箱に梱包するものらしい。1時間あたり600〜700箱と、人間の4〜5倍の速度での梱包が可能だとReutersは伝えている。
「安全性の強化、配送時間の高速化、当社ネットワーク全体にわたる効率化を目的に、この新技術を試験運用している」と、Amazonの広報担当者は電子メールで述べた。
「効率改善が、顧客のための新サービスに対する再投資につながり、新規雇用の継続的な創出につながると考えている」(同担当者)
同社は1台100万ドル(約1億1000万円)のこの機械を2台ずつ、さらに数十カ所の倉庫に導入することを検討しているとReutersは報じている。各倉庫で少なくとも24人の従業員に置き換わることになる。
2017年には、Amazonのグローバルイノベーション担当バイスプレジデントを務めるPaul Misener氏が、オートメーションと雇用は同社で「同調して」進行するものであり、効率改善はすべての人々にメリットをもたらすと主張していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス