ログリーとビルコムは10月18日、共同出資により、BtoB企業向けのコンテンツマーケティング支援事業を展開する合弁会社「クロストレックス」を設立すると発表した。資本金は3000万円で、出資比率はログリーが51%、ビルコムが49%。
近年、スマートフォンの普及に加え、SNSや写真共有サイトなどのメディア形態や広告媒体が多様化していることから、分散したコンテンツの評価、広告効果の低下やブランドセーフティに対する課題があると両社は指摘する。
これにともない、コンテンツマーケティングに取り組む企業では、分散したコンテンツがおよぼす態度変容効果の可視化、広告配信の最適化へのニーズが増していると説明。特にBtoB企業においては、製品サービス購入までの検討期間が長く、購入に至るまでの態度変容効果の可視化に対するニーズが強い傾向にあるという。
新会社のクロストレックスでは、ログリーが強みとするコンテンツ広告配信技術、オウンドメディア分析技術や媒体社とのネットワークと、ビルコムが強みとする広告主企業への販売力、熟読率を主としたコンテンツ評価技術やデジタルコンテンツの企画・制作力を生かし、分散型コンテンツの企画・制作からコンテンツ広告配信技術開発や分析まで一気通貫したサービスを展開。分散型コンテンツを一元的に効果測定することで、コンテンツ制作や広告配信の最適化を実現するという。
また、2019年春を目処に、分散型コンテンツを一元的に管理・分析できるソフトウェアを共同で開発する予定。
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