メタップスは7月18日、10秒単位で自分の時間を売買できる取引所「タイムバンク」のベータ版を秋にリリースすることを発表。同日より、時間の発行者(販売者)の事前募集を開始した。当初はiOSアプリのみを提供し、2017年内にAndroidアプリと、ウェブブラウザ版を公開する予定。
タイムバンクは、経営者やアスリート、歌手などの専門家の空いている時間を、一般消費者が購入できる取引所。購入した時間を指定された用途で使用できるほか、買ったけれど使わない時間を欲しい人に市場価格で売ることも可能。時間発行者を長期的に応援したい場合は、時間を持ち続けることもできる。
時間の使用例としては、相談・コンサルティングの依頼、講演・取材・登壇への参加、ランチ・ディナーへの招待、ライブイベントやサロンへの招待など。同社では、時間の発行者(販売者)は、販売した時間の収益を原資に自分の時間価値を高める活動に専念でき、購入者(消費者)は、時間発行者の活動を間接的に支援できるとしている。
タイムバンクでは、オンライン上の影響力をスコア化して、一定のスコア以上の人を対象に時間の発行(販売)を申請できる仕組みを採用している。Facebook、Twitter、YouTube(Instagramは現在準備中)でアカウント連携をすると、システムが自動的にオンライン上の影響力を計算してスコアを算出するという。影響力スコアが一定以上の場合は申請が可能になり、プロフィールや時間の用途などを入力することで審査に進める。
審査と初期の時間価値は、(1)影響力、(2)信頼性、(3)専門性の3点を軸に、運営スタッフとその業界の外部アドバイザーなどによる審査で決定し、時間発行後は売買で形成される市場価格になるとのこと。
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