朝日インタラクティブは2月18日、2020年を見据えたテクノロジのカンファレンス「CNET Japan Live 2016 Target 2020~テクノロジーがもたらすパラダイムシフト~」を開催した。展示会では、IoT製品を開発したいメーカー企業など向けに、企画プロデュースやクラウド環境の提供などのソリューションを提供する「IoTデザインセンター」を立ち上げたニフティが、実際に開発したIoT製品の試作展示を行った。
展示されたのは、同社が「GUGEN」に出品した幼稚園、保育園向けセンサ。フリスクの箱の中にセンシングや通信に必要な基盤を入れたシンプルな作りになっており、Raspberry Piを通じて子どもたちの行動をセンシングしたデータを送信するという。
これによって、園児同士の接近データから仲の良い友達関係を把握したり、よく遊ぶ遊具・全く遊ばない遊具などの傾向を把握したりできる。さらに、先生がこれを持つことで、子どもたちに対するケアの状況も把握可能だ。
ニフティ モバイルITビジネス部 部長の佐々木浩一氏は、この取り組みについて「1クラス20名前後の教室で試してみたが、先生からの評価は良好だった。これから収集したデータを解析してどのような気づきが得られたかを発信していきたい」とコメントしている。
なお、ニフティIoTデザインセンターでは、モノのIoT化を考える際に課題となるサーバーシステム、スマートフォンのユーザーインターフェース(UI)といった技術面から、サービス企画、マーケティング、プロモーションまでを一元的に提供するソリューションで、2015年7月のサービス開始から既に70件あまりの案件を手掛ける。
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