Tesla Motorsの最高経営責任者(CEO)であるElon Musk氏は米国時間3月19日の記者会見で、同社が3カ月以内に「Model S」セダン向けの自動運転機能を追加したソフトウェアをリリースする予定であることを明かした。
本格的な自動運転ソフトウェアではないものの、このOTAアップデートはまず、運転手がハンズフリーで走行し、運転手がいなくても自動車を動かせる自動操縦機能を提供する。Teslaはサンフランシスコとシアトルを結ぶ道路でこの機能のテストを行っており、テストの際、「運転手は操縦装置に一切手を触れない」とMusk氏は述べた。
Musk氏は、「Model Sは技術的には駐車場から駐車場へと移動することが可能だ。しかし、われわれはこのハードウェアスイートを所有するユーザー向けにこれ(特定の機能)を有効化しない予定である。なぜなら、郊外の環境では安全が確保できない可能性が高いとわれわれは考えているからだ」と付け加えた。現在のところ、Teslaはスマートフォンをタップして自分の自動車を呼び出す機能や、Model Sに車庫入れと車庫出しをさせる機能を想定している。
現在、自動運転車の連邦基準が存在しないため、一般道路向けに設計された自動運転車システムはテスト走行しか行うことができず、テスト実施の認可を受けた自動車メーカーの自動車しか使用することができない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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