米Yahooが中国にあるオフィスを閉鎖する。同社が米国時間3月18日に認めた。
北京にあるオフィスを拠点とするYahooの従業員は18日に閉鎖について知らされた、と広報担当者は述べている。同社は中国で現地向けのサービスを提供しておらず、オフィスは研究開発センターの機能を果たしていた。同社が中国本土で実際に事業を展開しているのはこのオフィスだけだった。
「リソースを再編して事業における協力と革新を向上させるため、われわれは常に変更を行っている」と、Yahooは声明で述べている。
Yahooは、オフィス閉鎖の影響を受ける従業員数を明らかにしていないが、この件に詳しいとされる情報筋はBloombergに対し、オフィスで雇われているのは200~300人だと語った。2014年末の時点で、Yahooは世界全体で1万2500人の従業員を抱えており、オフィス閉鎖の影響を受けるのは全従業員の約2%ということになる。
オフィス閉鎖の背景には、経費削減を求める投資家からの圧力の増加がある。Yahooはこの半年間に約600人を削減しており、そのほとんどはカナダとインドで働いていた。
今回のオフィス閉鎖の約1カ月前に、中国政府は外国の技術企業に対し、ソースコードの提示や監査に応じること、ハードウェアとソフトウェア製品の両方へのバックドア設置を義務付ける新しい規則を発表している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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