3月11日~3月16日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のApple一気読み」。
先週はMacBook、Apple Watchなどが主題となったプレスイベントが開催され、4月10日にMacBook発売とApple Watchの予約受付、4月24日にApple Watch発売というスケジュールが示された。
そうした中で、先週の大きなニュースは、iTunes/App Storeで起きたシステム障害だ。まずはこのニュースから、1週間を振り返っていこう。
AppleのApp Store、iTunes Store、Mac App Storeなどのサービスが長時間利用できなくなるシステム障害が発生した。日本時間3月11日から発生し、Appleは障害発生から5時間たった時点で、「内部のDNSエラー」が原因であることを発表した。
これによって影響を受けたのはすべてのiPhone/iPad/Macユーザーで、音楽やアプリのダウンロードやアップデート、ゲームなどでのアプリ内課金などが利用できなくなっていた。
ユーザー以上に影響が大きいのがアプリ開発者だ。アプリ内課金が活発な人気ゲームでは、この障害の期間、売上が世界中でゼロになることを意味し、非常に大きな機会損失を被ったからだ。
Appleの大規模障害は、前回、開発者向けサイトに対する個人情報へのアクセスを試みたもので、1週間以上にわたって開発者がサイトへのアクセスに支障をきたした。このときも、やはり開発者はアプリのリリースなどに苦労を強いられていた。
アップル「iTunes/App Store」でシステム障害か–公式アナウンスはなし(3/11)Apple Watchについてはプレスイベントでのプレビューが再び行われ、最高218万円とわかった18Kゴールドのモデルについても、記者が実際に装着して試している。
また、Apple Watchには8Gバイトのストレージが搭載されていること、42mmモデルの方が若干バッテリが長持ちすること、東京・新宿にあるデパート、伊勢丹でApple Watchの店舗内スペースが準備され、4月10日からプレビューが始まることなど、だんだんと詳しい情報が明らかになりつつある。
そんな中Appleは、Apple Storeで、競合となるフィットネスバンドの販売を中止するなど、Apple Watchに向けた準備を進めている。
「Apple Watch」、内蔵ストレージは8Gバイトか(3/12)手軽さ、セキュリティをウリにしたiPhone/iPadから利用できるApple Payは、盗難されたカード情報でセットアップ可能というセキュリティ上の懸念が浮上している。
筆者がアメリカンエクスプレスカードのクレジットカードとバンクオブアメリカのデビットカードをApple Payとして設定した際は、それぞれ電子メールによる認証、電話による認証によって有効化するというプロセスが取られていた。
後者の方が手間だったが、いずれの情報も持っているという場合は、おそらく設定できてしまうことになるはずだ。
店頭での物理的なカードのスキミングは防げるようになったが、電子的な手段によるハッキング対策にも、より力を入れる必要がありそうだ。これは、銀行側やカード発行側の問題だけでなく、Apple側も取り組みが必要だと言える。
「Apple Pay」にセキュリティの懸念が浮上(3/13)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力