Adobeは米国時間3月10日、デジタルマーケティングカンファレンス「Adobe Summit 2015」において、「IBM Interactive Experience」が「Adobe Marketing Cloud」を対象に、法人向けの専門的なコンサルティング機能を構築すると発表した。
IBM Interactive Experienceは、エクスペリエンス設計やシステム統合、戦略コンサルティングの能力を有したデジタルエージェンシーであり、Adobe Marketing Cloudとサービスを組み合わせることで、マーケターは期待とエクスペリエンスの溝を埋められるようになるという。Adobe Marketing Cloudの各種機能と、IBM Interactive Experienceのデザイン、デジタル、テクノロジーに関する専門性が1つになることで、企業はカスタマージャーニーにおけるすべてのタッチポイントを包括的に統合できる。
また、独自のカスタマーエクスペリエンスの設計と開発に関するIBMの専門知識は、ビッグデータと分析によって得られるインサイトに裏打ちされており、これを活用することで、企業が個人に提供する統合的にパーソナライズされたコンテンツやサービスが、より向上するともしている。例えば、一般消費者が企業のウェブサイトやデジタルアプリを訪問する際、彼らの状態を一元的に把握し、消費者が購買プロセスのどの段階にいるのかを特定するとともに、取引成立に向けたその瞬間に、どのようなアクションが最善であるかを判断する。
さらに、今回の提携では、Adobe Marketing Cloudを取り扱うIBMコンサルタントのトレーニングと認定に加えて、主要地域でIBMとAdobeの共同クライアントチームも結成される。
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