8インチの「Android」版Lenovo「YOGA Tablet 2」には、ほかのAndroidタブレットにはない2つの珍しい特徴がある。内蔵キックスタンドと、パワフルなスピーカだ。
そのデザインの最大の特徴は、横向きにしたときに下側にくる辺の円筒状の膨らみで、これをひねると、小さいがしっかりしたスタンドが現れる。大したことには思えないかもしれないが、タブレットを日常的に使っていると、これはかなり大きい。この8インチタブレットは、横に倒してタイピングしやすい角度にすることも、ウェブ閲覧やハンズフリーで動画を見るために立てることもできるし、壁に掛けることもできる。
キックスタンドの便利さほどではないものの、メディアをよく消費する人にとっては、このタブレットのスピーカは重要だろう。あらかじめインストールされている「Dolby」アプリを使うと、映画の音は生き生きとし、ポッドキャストの音は明瞭になり、音楽はリッチになる。前面にステレオスピーカが搭載されているのは、タブレットとしては珍しいことだ。
手頃な値段(最安モデルで229ドル)の8インチYOGA Tablet 2は、一般的なタブレットとはよい意味で違いがあり、この価格帯では最高のデバイスの1つだろう。
YOGA Tablet 2のデザインは、2014年モデルのものと似ている。サイズには8インチと10インチの2種類が用意されており、アルミフレームの底辺には円柱状の膨らみがある。丸みを帯びたボディの両端には前面スピーカが配置され、背面にはキックスタンドが組み込まれている。
今回のモデルのキックスタンドは、2013年モデルよりも引き出しやすくなっており、円柱部をひねるだけで広げることができる。90度の角度でしっかりロックされるようになっているが、好きな角度に調整するのも簡単だ。このスタンドの中央には小さな丸い穴が開いており、タブレットを壁に掛けたい場合はこれを利用する。
YOGA Tablet 2は垂直に立てることも、倒して低い角度にすることもできる。筆者自身は大抵の場合、このタブレットを立てて使っていた。これはハンズフリーで気軽に使うには便利で、特に動画を見るのに適している。
丸い円柱部を別にすれば、この8インチモデルのボディはむしろ薄い方だ。持ち運びしやすく、公共の場でキックスタンドを使う場合も、あまりスペースをとらない。
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