カナダのBlackBerryは現地時間9月24日、「BlackBerry Passport」を正式に発表した。これは同社が復活に向けたさらにもう1つの取り組みを開始したことを意味する。
Passportは、BlackBerryのオンラインショップShopBlackBerry.comとAmazon.comで24日から発売されている。販売価格は、米国では通信サービス契約なしで599ドル、カナダが699カナダドル、フランスとドイツが649ユーロ、英国が529ポンドだ。
BlackBerryはAT&TもPassportを販売する予定だと述べたが、具体的な発売日は明らかにしなかった。
Passportは、スマートフォン事業で苦戦する同社の復活に向けた最新の取り組みとなる。Appleの「iPhone」や「Android」搭載スマートフォンに乗り換える消費者が増えていることから、同社のスマートフォン事業はこの数年、勢いを失っている。
4.5インチの正方形のディスプレイにタッチセンサ式物理キーボードを備えたPassportは、そのユニークな外観が際立つ製品だ。物理キーボードは欠かせないが大きなディスプレイも欲しいと考える、好奇心の強い消費者を引きつけたいとBlackBerryは考えている。
Passportは、解像度1440×1440(453dpi)のディスプレイ、Corningの「Gorilla Glass 3」、3450mAhのバッテリ、2.2GHzのクアッドコアプロセッサ、3GバイトのRAM、32Gバイトの内蔵ストレージ、さらには光学式手ぶれ補正機能付きの13メガピクセル背面カメラを備えている。また、BlackBerryの最新OS「BlackBerry 10.3」と、「Siri」に似た音声アシスト機能「BlackBerry Assistant」があらかじめ搭載されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力