来店促進アプリ「スマポ」を展開するスポットライトと三井住友カードは8月21日、両社の加盟店を対象に、来店・購買促進の施策キャンペーンとして、「行ってポイント、買ってポイント。スマポ×三井住友カード ダブルキャンペーン」を開始した。
両社は、オンライン・ツー・オフライン(O2O)市場における一層のビジネス拡大を目的とした協業を2012年から実施している。今回のキャンペーンは、昨年にスポットライトと三井住友カードが共同で実施した実証実験を踏まえ、本格的な共同展開の第1弾として「ビックカメラ」や「さくら野百貨店」全店、「大丸東京店」など全国10社73店舗において実施するものだ。
8月21日~10月31日のキャンペーン期間中、スマポアプリで来店チェックインをした上で、三井住友カード発行のクレジットカードで3000円以上の決済をすると、通常の来店ポイントに加え、1000円相当の加盟店共通「スマポポイント」が、抽選で1000名に当たるという内容だ。
スマポは何かを購入した際にポイントが貯まるのではなく、お店に行くだけでポイントが貯まる、スマートフォン向けのポイントサービス。ポイントは商品券やハウスポイントなどの特典と交換することができる。
2011年11月1日から共同で取り組んだ実証実験では、両社のデータを統合的に分析できるスマポのアプリと、三井住友カードの加盟店であるビックカメラ16店舗に対して送客、購買の効果を検証した。この実験の結果から、スマポアプリのユーザーかつ三井住友カードのユーザーは、購買率と購買単価において、想定を超える効果的な購買行動をとったことがわかったという。
具体的には、来店してから実際に購買行動をする「購買転換率」が通常より高く、「購買単価」は通常の3倍以上、そのほか対象母集団のゴールド・プラチナ会員比率が通常の2倍以上になった。これらの結果から、スマホアプリとクレジットカードを両方利用しているユーザーは、単にポイント獲得目的の来店に留まらず、購買活動においても優位な顧客となりうることが分かったとしている。
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