Seeqは、クリップボードにコピーした語句やURLを複数のアプリで簡単に検索したり、他のアプリをワンタップで起動したりできるユーティリティアプリだ。
ブラウザが内蔵されており、GoogleやAmazonのサイトアイコンをタップするだけで、検索先を切り替えられる。内蔵ブラウザには、自動スクロール機能も備わっているため、スクロールの手間が省ける。また、あらかじめ登録されているアプリのほか、アプリのURLスキームが分かれば、任意のアプリを登録して起動できるようになる。
たとえば、メールやTwitterなどで気になる語句を見付けた場合、その語句をコピーしてSeeqを起動すると、検索ボックスには、クリップボード内の語句が自動的に入力されている。語句をペーストしたり入力したりする手間はなく、検索先のアイコンをタップするだけで検索が実行される。もちろん、キーワードを直接検索ボックスに入力して検索することも可能だ。この場合、一文字入力するごとに、候補となるキーワードが表示されるので、文字の入力を最小限で済ませられる。
さらに、あらかじめSeeqに組み込まれている辞書を使って調べ物をすると、とても便利だ(連携可能な辞書アプリが、iPhoneにインストールされている必要がある)。たとえば、英単語を「ウィズダム英和・和英辞典2」で引いた後、画面上部の「“Seeq”に戻る」をタップすれば、すぐにSeeqに戻ることができるので、続けて「コウビルド英英辞典(米語版)」のアイコンをタップすると、Seeq内からコウビルドを起動して、英単語の意味を調べることができる。さらに、コウビルドの画面上部にも「“Seeq”に戻る」と表示されているので、これをタップすると、再びSeeqの画面にワンタップで戻ることができるのだ。
iPhone向けに多数の辞書アプリが販売されているが、電子辞書に比べてiPhoneに辞書をインストールした場合の弱点は、串刺し検索ができないことだが(「デ辞蔵」などアプリ内で販売されている辞書を複数購入すれば、串刺し検索できる場合はあるが)、Seeqを介すことによって、串刺し検索ほど便利ではないが、複数の辞書を切り替えて調べることが、かなり楽になることは確かだ。
ショートカットをリマインダーに登録し、通知センターに表示させることで、他のアプリからの語句のコピーと検索を手軽に行えるようにしたり、アプリを検索してアイコンごと登録できたり(別途URLスキームを調べる必要はある)、自分の使い方に合わせて、ショートカットや登録アプリを編集すると、毎日必ず利用する、手放せないアプリに育つだろう。
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