マネーツリーは8月14日、マネー管理アプリ「Moneytree」をアップデートしたと発表した。今回のアップデートにより、グラフ機能を追加し、過去の支出と残高の推移を簡単に閲覧できるようにした。App Storeから無料でダウンロードできる。
Moneytreeは、金融機関の口座を一度登録すると、複数の預金残高とカード使用額をiPhoneの画面上で確認できるアプリだ。各金融機関が運営するインターネットサービス(明細照会など)に、このMoneytreeを経由してアクセスするデータアグリゲーションサービスで、一つ一つのサイトのIDやパスワードを毎回個別に入力する手間がなくなる。
また、単に明細を確認できるだけではなく、「データ分析機能」によって半自動でお金の流れを管理できるのも特長の一つだ。例えばクレジットカードの明細に「JR東日本モバイルSuica」の文字があれば、自動的に支出の分類を「電車」に分類する。判断がつかないものは「?」マークになり、自分でアイコンを選択してジャンルを指定すればカテゴリ付けができる。
Moneytreeは、4月のリリース後から大きな反響を得ているが、個人情報の流出を懸念する声もある。マネーツリーは「個人では信用できるサービスかどうかは容易に判断できない。お金に関わるサービスとしては、お客さまの信頼を得ることが重要」とし、プライバシー認証の「TRUSTeマーク」取得したという。
TRUSTeマーク認証後も継続的にアプリの調査が行われ、監査員が利用者として登録を行って定期的に調査を実施するという。さらに、第三者苦情対応プログラム「Watchdogプログラム」といったサービスも提供し、信頼度を高めるとしている。
今後もMoneytreeのデータ分析能力を向上させるほか、登録できる銀行やカード会社を継続的に追加し、情報の質と利便性を追求する。現在はiPhone版のみだが、iPad向けのネイティブ版を現在製作中で、その後にAndroid版のリリースを予定しているという。
現在は無料だが、新たに追加予定の「プレミアム機能」は今後有料で提供していく予定としている。
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