Amazon Web Services(AWS)は米国時間8月13日、通知およびモバイルプッシュサービスを提供する計画の概要を示した。これによって開発者らは、Appleの「iOS」や、「Kindle Fire」を含む「Android」搭載端末に通知を送信できるようになる。
AWSはこの計画の下で、100万件までの通知を無料で提供し、その後はメッセージを100万件発行するごとに50セント、メッセージを100万件伝送するごとにさらに50セント、合計でメッセージ100万件あたり1ドル徴収する。開発者は、個人に加えて多数の顧客宛てにメッセージを送信することができる。
AWSはこの動きによって、ユーザーの行動を促すために通知をプッシュする必要のあるモバイル開発者をより多く自社サービスに引きつけようとしている。AWSは、iOSとAndroidで異なる設定を使用しなければならなかった開発者のため、通知のクロスプラットフォーム化を目指している。Amazonにとってのもう1つの利点となり得るのは、エンタープライズにおけるハロー効果である。AWS開発者は、Kindle Fireアプリケーションも開発する可能性が高いからだ。
AWS通知サービスを利用する顧客には、Urban Airship、WeatherBug、Crittercismなどがある。Urban Airshipの最高経営責任者(CEO)を務めるScott Kveton氏はブログ投稿で、クロスプラットフォーム通知サポートを利用することで、開発者が「自身のアプリに基本的なユニキャストおよびブロードキャストのプッシュ通知を追加」することができると述べた。プッシュ通知のサポートに向けたAWSの動きは、「(プッシュ通知の価値を)大いに支持するもの」だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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