コンピュータは、入力デバイスとしてキーボードを持っている。そして、マウスやタッチパッドもある。最近では、タッチスクリーンも使えるようになった。この状況で、まったく新しいインターフェースが登場する余地はあるのだろうか?
Leap Motionは、入力に3Dの入力空間で行う自由なジェスチャーや指の動きを使い、コンピュータを現在のタイピング、クリック、タッチなどの入力方法の制約から解き放つ未来を夢見ている。同じ夢を持つ者はほかにもいる。例えば、Microsoftの「Kinect」がそうだ。しかし、Leap Motionの最初の製品である「Leap Motion Controller」の場合、夢は部屋全体をそういう仮想空間にすることではない。デスクの上の小さな空間だけを使うものだ。
米CNETが、このUSB接続で使える同社の小さなデバイスを初めて見たのは、2012年のことだった。しかし、このデバイスはもう理論上のデバイスではなくなった。わずか80ドルで手に入れられる、本当の消費者向け製品として、購入可能になったのだ。その可能性は非常に魅力的に聞こえるが、実際には何に使えるのだろうか?本当にPCを変えることができるのだろうか?消費者(やアプリ開発者)には、「マイノリティリポート」的ユーザーインターフェースの準備はできているだろうか?
Leap Motion Controllerは、コンピュータ用のモーションセンサだ。「Windows」PCや「Mac」で使える、小さなKinectを想像してほしい。コントローラが3D空間内の手の動き(10本の指すべてと関節)を追跡するのだが、その精度は一般に想像されるよりもはるかに高い。Leap Motionによれば、精度は最大100分の1mmだという。
コンピュータの前か、キーボードやノートPCの手前にこれを置けば、その上の空間が、コンピュータの操作に手を使うことができる空間になる。ただし、検知できる空間は、この小さなユニットの上と周囲の、狭いドーム状の空間に限定されている。コントローラの上2フィート(約61cm)、幅2フィート(約61cm)、奥行き2フィート(約61cm)の、約8立方フィート(0.22立方メートル)の空間だ。しかし実際は、これでユーザーとコンピュータの画面の間の机の上の空間は、ほぼカバーできる。
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