iFixitによると、Microsoftの「Surface」は第3世代の「iPad」と比べると多少修理しやすいが、それでも分解するのは非常に困難だという。
同サイトはSurfaceを分解した後、同製品の「修理難易度」について、10点満点中4点と評価した(10点が最も修理しやすい)。ちなみに、iPadは2点で、Amazonの「Kindle Fire」は8点である。iFixitは次のように述べている。
MicrosoftのSurfaceは風変わりな猫のようだ。Microsoftのエンジニアが採用した方向性は、われわれがiPadや「Nexus」「Kindle」で目にしてきた内部設計のものとは明らかに異なっている。しかし残念なことに、その全体的な修理難易度は、へら状の工具を使って簡単に分解できる「Android」タブレットよりも、本体を開けるのがほぼ不可能なiPadのほうに近い。
iFixitによると、Surfaceはディスプレイのガラスが割れてしまうことを心配せずに本体を開けられるように設計されているという。さらに、いくつかのコンポーネントはモジュール式になっており、半田を吸い取らなくても交換できる。また、バッテリは非常に簡単に取り外すことが可能だ。
しかし、背面パネルを取り外して、デバイスにアクセスするのは非常に難しい、とiFixitは述べた。また、最初にディスプレイをフレームから取り外さなければ、キーボードコネクタを取り外すことができないという。LCD/ガラスにアクセスするには、タブレット全体を分解しなければならない。LCDとガラスは融合していて、ケースにしっかりと固定されている。修理担当者が「ガラスとLCDにアクセス」するには、ヒートガンと「相当な忍耐」が必要だろう、とiFixitは述べた。
主要なコンポーネントサプライヤーに目を向けると、NVIDIAがアプリケーションプロセッサを、サムスンがフラッシュメモリとディスプレイを、MicronがDRAMを、Texas Instrumentsが電力管理をそれぞれ提供している。MarvellとWolfson、Atmel、Cypress Semiconductorも何らかのチップを提供している。
iFixitによる分解作業におけるいくつかの要点を以下に紹介する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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