ロゼッタストーン・ジャパンは6月15日、世界に挑戦するアスリートを語学面でサポートする「Global Athlete Project」が、2011年6月13日の発足から1周年を迎えたことを記念したイベントを開催。プロジェクトの発起人であるプロサッカー選手・川島永嗣氏などを招いたトークセッションを行った。
Global Athlete Projectは、日本のアスリートが外国語のコミュニケーションスキルを身につけ、世界を舞台に活躍することを応援するプロジェクト。英語やイタリア語、スペイン語など6カ国語を習得し、現在はベルギーで生活している川島選手が発起人となり、ロゼッタストーン・ジャパンがサポートしている。
プロジェクトでは、支援対象となるアスリートに30種類の言語に対応する語学トレーニングソフト「Rosetta Stone」を無償提供し、語学学習をサポート。また、公式サイト上で、プロジェクトの活動報告や、語学学習についてのアスリートへのインタビューを掲載している。
発足から1年が経過したGlobal Athlete Project。現在は、ロードレーサーの別府史之選手やテニスの土居美咲選手など、計24種目・112名のアスリートをサポートしており、言語数は計9言語におよぶという。
会見で挨拶したロゼッタストーン・ジャパン代表取締役社長の塩濱剛治氏は、「川島選手とお話しさせていただく中で、異文化の中でいいプレーをするには、思ったことをパッと言えた方がいいという、我々もハッとするような言葉をいただいた」とコメント。アスリートに限らず、海外へ挑戦するすべての人にとって、語学は欠かせないものだと強調する。
発起人である川島選手は、「昨年6月にこのプロジェクトを発足して、約1年間で112名のアスリートが参加している。サポート選手の競技もテニス、バレーボール、水泳、ロードレースなど24種類に達している。このように日本人のアスリートが幅広く参加していることに発起人として大変嬉しく思っている」と喜びを語る。
また、「僕自身ベルギーに渡ってから2年間、海外でプレーしているが、実際に外国人選手とコミュニケーションする中で、やはり語学の重要性を強く感じている。また、練習や試合で選手とコミュニケーションをとらないといけない中で、瞬発的に自分が思っていることを伝えたりすることは、かなり大事になってくる。このプロジェクトが多くのアスリートの助けになればいい」と語り、現在112名のサポート選手の数を、発足から3年間で300名まで増やしたいと意気込んだ。
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