「メインプロフィールとしてのアバタープロフィールは、ペンネームにあたると考えて認められるべきだ。その際には、そうしたプロフィールが仮想環境やゲームに関連した仮名だということを明示するオプションをつければよい。アバターIDは、最初から不正目的のものとは考えられないし、実際には完全に合法的な仮名であるため、Googleなどいかなる民間団体の見解にかかわらず、そうした名前は裁判所が認めた改名と全く同様の法的効力を有する。現代のMark TwainsがSamuel Clemensという実名を名乗らずにプロフィールを持てるようにするべきだ。それは、道徳的に正しい、100%合法的な行為である。その上、それを拒む場合よりも認めた方がはるかに大きなメリットがある。世界中の人々にもう一度、プライバシーを守る権利を与えよう」(Burns氏)
ハンドルネームは、以前から賛否両論のある問題だった。変わった名前を持つ人々は、また別の問題に直面する可能性がある。
Alicia IstanbulやCaitlin Batman Shaw、Beta Yeeといった名前はいずれも、当初はFacebookから拒否された。
また違う疑問もある。実名での登録を求めることは本当に、オンライン上でのなりすましを防ぐことになるのだろうか。現時点で、Google+には5人のLady Gagaがいる。Michael Dell氏になりすまして、Google+のビデオチャットルームに出入りするには、良くできた特殊な細工が必要になるだろうが、それよりもささいなやり取りで、人をだませる機会はたくさんある。
Twitterでは、認証アカウントサービスが提供されている。このサービスでは、アカウントが本人のものであることは保証できるが、あるJohn Smith氏を、別のJohn Smith氏と区別するには役に立たない。
Googleは、自社の「Knol」サービスを使って、アイデンティティ認証プログラムを立ち上げている。Googleは今でも、Knolのプロフィールに「認証済み」の緑色のアイコンを表示しているが、Google Profileにその気配はない。
Google+は始まったばかりだし、今後変更が行われるのは確実だ。アイデンティティ認証は有力候補で、特に2011年後半に法人向けのGoogle+アカウントが始まる際には導入される可能性が高い。結局のところ、Googleは実名によるアイデンティティという考えに強くこだわっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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