市場調査会社Gartnerは英国の現地時間4月7日、スマートフォン市場における「Android」OSのシェアが近いうちにほぼ50%になるかもしれないと述べた。
Gartnerによると、2010年のスマートフォン世界出荷台数は2億9600万台以上に達したという。そのうち、「Symbian OS」が市場シェア37.6%を確保し、続いてAndroidが22.7%、「BlackBerry OS」が16%となっている。2011年には、スマートフォンの世界出荷台数が爆発的に増加し、ほぼ4億6800万台に達するという。こうした成長が追い風となって、Androidは2011年末までに38.5%の市場シェアを獲得するとみられ、Appleの「iOS」が19.4%、Symbian OSが19.2%でそれに続くとGartnerは述べている。
だが、Gartnerの分析で最も目を引くのは2012年の予測かもしれない。同社によると、2012年のスマートフォン世界出荷台数は6億3000万台を超えるとみられ、Androidの市場シェアが49.2%となり、18.9%で第2位となるiOSに大差をつけるという。Research In Motion(RIM)のBlackBerry OSは12.6%で、第3位となる見通しだ。
Gartnerは、今回の予測でさらに驚くべき分析を明らかにした。2015年には、Microsoftの「Windows Phone」がスマートフォン分野で市場シェア19.5%となり、Androidの市場シェア48.8%に次ぐ、第2位の座を確保するというのだ。
Gartnerは、2011年に入って発表された「MicrosoftとNokiaの提携を唯一の根拠として」Windows Phoneの出荷台数予測を引き上げたと述べている。Nokiaは2012年から、「Windows Phone 7」を「主要な」OSとして同社のスマートフォンに搭載する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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