キヤノンマーケティングジャパンは10月14日、中小企業向けIT支援サービス「HOME」の機能を10月中旬から拡充することを発表した。
HOMEは、中小企業のITインフラを手軽に、低コストで構築できるサービス。月額課金方式で利用できる。統合脅威管理(UTM)でネットワークセキュリティを強化する「HOME-UNIT」、企業内ポータルでSaaSを利用できる「HOME-PORTAL」、運用を専門スタッフが遠隔で支援する「HOME-CC」で構成されている。
今回は、HOME-PORTALに新機能を追加する。追加された機能は(1)HOME-Link(2)imageRUNNER ADVANCE連携(3)HOME-MANAGER(4)Canonet WebMailポートレット(5)ネットワークカメラポートレット――の5つになる。
(1)のHOME-Linkは、HOME-PORTALの連携機能を強化するというものであり、社内外のサービスをHOME-PORTALに組み込み可能にするものだ。社内のイントラネットや社外のインターネットで提供されているサービスのサイトをポータル上に登録できる。(2)はキヤノンの複合機「imageRUNNER ADVANCE」で受信したファクスやスキャンデータをクラウド上に置いてある「HOME-BOX」に格納して、ポータル上で閲覧できるというものだ。受信したファクスの自動転送を設定しておくと受信ファクスをHOME-BOXで確認することができる。
(3)のHOME-MANAGERは、社内のネットワークに接続されたIT機器を調査して、自動でネットワーク構成図を生成する。IT機器のリース期間や導入形態、保守形態など任意の管理項目を追加することで、簡易的なIT機器の資産管理として活用することができる。
オプションの有償サービスを利用すれば、Windows UpdateのチェックやUSBの利用禁止、Internet Explorerの設定修復などが一元的に管理できる。また、消費電力や二酸化炭素(CO2)の排出量などの推移情報をグラフで表示するといったこともできるようになる。
(4)のCanonet WebMailポートレットは、キヤノンが提供する共有ホスティングサービス「Canonet」とHOMEの契約ユーザーに、ウェブメールサービスのポートレットをポータルに組み込むというもの。ポータル上で常に新着メールをチェックできる。(5)は、キヤノン製ネットワークカメラ専用のビューワポートレットだ。ポータル上でネットワークカメラの映像を常に見ることができる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」