命令系統は組織によって大きく異なるため、この項目を一般化するのは難しい。しかし、うまくいっている組織で働いている場合でも、可能であれば問題は局所的に解決した方がいい。問題を上に上げるかどうかは、上司に判断させるべきだ。上司の頭越しに物事を進めることは、上司の能力や知識、判断、影響力を信頼していないということを示す。もちろん、上司自身が問題の元凶であれば、悪い状況を改善するために、上司を迂回する必要があるかも知れない。しかしそれ以外の場合には、まず上司にアプローチする方が、効率的、誠実であり、敬意を払うことになる。
ある地位についたらしばらくは、当然多少の世話を必要とするだろう。運がよければ、同僚が手助けしてくれ、やり方を示してくれるだろう。そして、上司は(少なくともよい上司ならば)、あなたの質問に答え、指示を与えることができなくてはならない。しかし、業務に慣れたら、一人前に振る舞うべきであり、適切な水準の独立性を養う必要がある。あなたが何をやるにも上司の許可を必要とし続ければ、すぐに足手まといになってしまうだろう。しかし仕事を十分にこなせるのであれば、毎回許可や再確認を取る必要はないはずだ。
権利に対する不相応な認識、認められることへの幼稚な欲求、自分のことが優先されなくては我慢できないという自己中心的な態度など、救いようがない自己中心的な考え方には、さまざまな形がある。あなたがいつも上司に例外を作るよう頼んだり、特別な扱いをしてくれるよう求めているのなら、上司はうんざりしているに違いない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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