サウジアラビア当局は現地時間8月10日、Research In Motion(RIM)が同国の規制要件の一部を満たす取り組みを行っていることを受け、「BlackBerry」メッセンジャーサービスの禁止を取り消す決定を下したことを明らかにした。サウジアラビア政府は、BlackBerryネットワークの暗号化セキュリティによって通信チャネルを監視できず、国家の安全が脅かされるおそれがあるとして、BlackBerryの主要なサービスを6日から禁止すると発表していたが、その後最終決定を9日まで延期していた。
サウジアラビアの通信情報技術委員会(CITC)はThe Wall Street Journal(WSJ)などへ宛てた電子メールの声明で、この決定は「サービスプロバイダーの規制要件の一部を満たそうという前向きな動き」があるためとしている。RIMが合意した要件の詳細については明らかにされていないが、WSJなどは、サウジアラビア政府がデータにアクセスできるようにするため、BlackBerryサーバを同国内に置くことにRIMが合意したと報じている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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