Microsoftが「KittyHawk」という開発コードでRapid Application Development (RAD)ツールに取り組んでいるという情報をわたしが得たのは、かれこれ1年前のことになる。
つい先日、このKittyHawkに関する話を聞いたが、Microsoftからではない。MicrosoftはKittyHawkについて一切コメントをしていない(聞いてみたが無駄だった)。
だが、わたしの情報源からは以下のような情報を得られた。
KittyHawkは、Microsoftのこれまでの開発者コミュニティーの外にいる開発者向けに.NETを容易にする取り組みだ。Microsoftが先に発表したツールスイート「WebMatrix」もその1つとなるが、WebMatrixはウェブアプリケーションを開発する開発者をターゲットにしたものだ。
一方、KittyHawkはビジネスアプリケーションの開発に興味を持っているビギナーをターゲットとしている。わたしの情報源によると、Fox/Accessスタイルの開発を.NETにもたらすのが狙いという(「Visual FoxPro」を覚えているだろうか?Microsoftがそれほどサポートしていないにもかかわらず、活発でしっかりしたFoxコミュニティーがいまも存在し、Foxをプッシュしているのだ)。
匿名を条件に情報を提供してくれたわたしの情報筋は、「KittyHawkはExcel/Accessに精通した企業の開発者をターゲットとしている。ドラッグ&ドロップやテンプレートを多用するビジュアル設計ツールで、コードベースではないがコードを書くこともできる」と述べた。
うわさによると、KittyHawkは「Silverlight 4.0」とXAMLコードを生成するという。
わたしは、KittyHawkが新しい別の「Visual Studio」のSKUとして登場すると予想している。うわさでは、Microsoftは2010年8月にKittyHawkに関する詳細情報を明らかにするという(ひょっとして、その頃にベータが出てくるのかもしれない)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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