これまで単独製品として存在してきたGoogleの「Moderator」サービスが、YouTubeで全てのユーザーに利用可能となった。YouTubeはこれまで、特別なイベント向けにModeratorを同サービスと統合し、一部のユーザーに提供していた。
ユーザーが提起したアイデアに関して、ほかのユーザーが賛成票や反対票を投じることができるModeratorの中核部分は、GoogleのエンジニアであるTaliver Heath氏のプロジェクトとして始まった。Heath氏は、Googleの社内会議や同社が主催する一連の講義での矢継ぎ早の質問に優先順位をつけるためにこれを開発した。ModeratorはYouTubeに移行しても、同様の目的を果たす。つまり、膨大な数のユーザーが動画についてチャットしているという、かなり混乱状態に秩序をもたらすという目的だ。こうしたユーザーの多くは乱暴なフィードバックを残すため、同社は2008年、冗談半分でコメントの音声プレビューシステムを追加した。
ただし、動画ページに表示されるコメントと異なり、同社はModeratorをチャネルページに設置した。チャネルページでは、チャネル所有者が話題からずれたアイテムや不快なアイテムを取り締まることができる。そして、姉妹製品のGoogle Moderatorと同様に、アイデアのリストはYouTube外に埋め込むことが可能だ。日付や人気によってアイデアをランク付けするソート用ツールも備えている。人気は、総投票数と投票が行われる速さの両方でランク付けすることが可能だ。
これらの新ツールは全てのユーザーに公開されている。Googleはまた、一部のユーザーに先行アクセスを与えた。これには、新ツールを使って動画に関する新しいアイデアを集めているハウツーサイトの「Howcast」が含まれる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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