エンバカデロ・テクノロジーズ(エンバカデロ)は5月20日、同社の主要なデータベースツールについて、新たな製品ラインアップ「XE(エックスイー)シリーズ」の提供を開始した。
XEシリーズには、3月に発表されたデータベース管理ツール「DBArtisan XE」のほか、新たに発表されたSQL IDEツールの「Rapid SQL XE」、ビジュアルSQLプロファイリング、チューニング、モニタリングツールの「DB Optimizer XE」、データベースの変更管理およびレポーティングツールである「DB Change Manager XE」がラインアップされる。
XEシリーズの特長は、1つのツール、1つのライセンスでOracle Database、Microsoft SQL Server、IBM DB2、Sybase ASEをはじめとする、主要なデータベース製品をすべてサポートできる点だ。従来製品のライセンスでは、ターゲットとなるデータベースごとに個別のライセンスが必要だった。
価格体系も見直されている。例えばターゲットとなるRDBMSがOracle DatabaseとMicrosoft SQL Serverで、開発者2名とDB技術者1名の計3名で利用するためにDB Optimizerを導入する場合、従来は合計で約144万円のライセンス費用が必要だった。XEシリーズを利用することによりこれが約60万円となり、約84万円のライセンスコスト削減が可能になるという。
またXEシリーズでは、インターネットを通じてライセンス管理とツール供給を効率化するクラウドサービス「ToolCloud」機能が標準で搭載されており、社内のツール利用環境を合理的に整備できるという。
XEシリーズ各製品の価格は、DBArtisan XEが84万円。Rapid SQL XEが21万円。DB Optimizer XEおよびDB Change Manager XEには、利用目的別に「Developer」「Professional」「Enterprise」の各エディションが用意されている。DB Optimizer XE Developerは14万7000円、DB Optimizer XE Professionalは33万6000円、DB Optimizer XE Enterpriseは134万4000円。DB Change Manager XE Developerは14万7000円、DB Change Manager XE Professionalは33万6000円、DB Change Manager XE Enterpriseは67万2000円となる。
エンバカデロでは、今後同社のモデリングツールや開発ツール製品などについても、XEシリーズを順次リリースしていく計画という。
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