マイクロソフトは3月30日、同社内のマーケティング担当者向けに社内セミナー「Digital Marketing Day09」を開催した。マイクロソフトがウェブマーケティングに使用している各種プラットフォームや、自社メディアを活用したターゲティング広告などの事例が明かされた。
マイクロソフトが導入するマーケティングプラットフォームは、広告配信システム「Atlas」、オンラインでイベントを開催するツール「Virtual Event Service」、ビデオマーケティングインフラ「MS Video」、携帯電話向けサイト、ウェブサイトのスプリットテストを行うためのインフラ、メール配信ツールなどがある。
マイクロソフトはこれらのプラットフォームを用いるとともに、アドネットワーク、行動ターゲティング、リスティングなどを活用してマーケティング施策の効率化を図るという。
マイクロソフトは法人向けサイト「Microsoft Business Connection」を運営している。閲覧者ごとにカスタマイズされたユーザーインターフェースとコンテンツを表示し、全コンテンツの閲覧行動履歴を取得している。
ホームPCユーザー向けには「Club Microsoft」を運営している。こちらはユーザーが所有している製品登録情報や、コンテンツ閲覧行動履歴を取得している。
これらのサイトの目的は、顧客との良好な関係を深め、継続的な売上アップを実現することだとしている。つまり、重要顧客の囲い込みだ。
サイト会員の閲覧履歴によって顧客セグメントを認識できる。そのため、Microsoft Business Connection購読者はそれ以外の顧客と比べて特定キャンペーンへのCTRが2倍に上ったという。
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