ニワンゴは4月1日、社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)が管理する楽曲について、利用許諾を得たことを明らかにした。
これによりユーザーは、JASRAC管理楽曲を演奏したり、歌ったりした動画を「ニコニコ動画(SP1)」および動画投稿サービス「SMILEVIDEO」に投稿できるようになる。ただし、アーティスト(実演家)が演奏している曲や映像については、レコード会社や実演家の許可がない限り投稿できない。
ニワンゴではニコニコ動画に投稿された動画が著作権を侵していた場合、著作権者の申し立てに応じてその動画を削除している。今回のJASRACとの提携により、JASRAC管理楽曲で、かつ著作権者の権利を侵害していないものであれば動画は削除されないことになる。
契約内容については、ニワンゴがニコニコ動画から得た売り上げの1.875%をJASRACに支払うことで合意したとのことだ。
動画共有サイトは、著作権者の許可を得ていない動画が多数投稿されていることが問題視されており、動画共有サイト運営各社は、著作権管理団体との契約を急いでいる。「Yahoo! Japan」を運営するヤフーや「eyeVio」を運営するソニーはJASRACと、YouTubeを運営するグーグルはジャパン・ライツ・クリアランス(JRC)と、それぞれ楽曲の利用許諾契約を結んでいる。
なお、ニコニコ動画は4月1日のエープリールフールに合わせて、サービス名を「ニコニコ動画2.0 (笑)」としている。今回のJASRACとの契約については、エープリールフールのネタではないとのことだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」