イー・アクセスの子会社で携帯電話事業を手がけるイー・モバイルは7月19日、携帯電話の基地局システムを中国のHuawei Technologies(華為技術有限公司)から調達すると発表した。すでに発表されているスウェーデンのEricssonと合わせ、2社から調達することになる。
Huaweiは通信機器を総合的に製造、提供している企業で、BTやVodafone、Orange、KPNなどを顧客に持つ。従業員は約4万名で、そのうち48%が研究開発に従事しているという。イー・モバイルに対しては、同社が2007年3月に始める予定の次世代携帯電話通信規格「HSDPA」に対応した基地局などを納入する。
イー・モバイル代表取締役会長兼CEOの千本倖生氏は、世界中の通信機器ベンダーを十数社検討したとした上で、「IP技術において強みを持つ魅力的な企業」と説明。基地局を人間が手で運べる20kg台にまで小型化できる技術や製品価格の安さ、Ericsson製機器との相性の良さなどを勘案し、Huaweiを調達先として選んだとした。
Huawei製の基地局は札幌、仙台などの地方都市で採用する。なお、全国をカバーするコアネットワークと、関東、中部、関西地域の無線ネットワークについてはEricssonから機器を調達する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力