AOLは米国時間7月19日に、セキュリティ機能やオンライン会議機能を搭載した法人向けインスタントメッセージ(IM)サービス「AIM Pro」を提供開始する計画だ。
AIM Proは「Microsoft Outlook」のカレンダー機能や、企業内のディレクトリサービスと連携し、音声/TV会議やコラボレーションサービスの「WebEx」に1クリックでアクセスできる。サービスは無償で誰でも利用できる。
AOLの企業サービス担当バイスプレジデントBrian Curry氏によると、TV会議サービスは最終的に最大4人で対話できるようになるという。
ユーザーは会社の電子メールアドレスをAIMハンドルネームとして利用することもできる。また、企業利用を想定したセキュリティ、SSL(Secure Sockets Layer)による暗号通信機能、ウイルス対策のファイルスキャンなども提供する。
AIM Proのメンバーリストはタブで表示され、クイックメンバー検索が行えるほか、CNN、ABC Newsなどのニュース関連のポッドキャストを聴くことができる。またWall Street Journalの金融、技術、企業に関するニュースや、AOL Finaceの株価情報とマーケット情報にも容易にアクセスできる。
Curry氏によると、将来は有償版のプレミアムパッケージも提供する予定で、これにはIT管理者向けコンソール、ロギング、規制遵守のための機能などが含まれるという。
Osterman Research創業者のMichael Osterman氏によると、IMは北米の労働者のうちの90%以上に利用されているが、「一般消費者向けソフトウェアが利用されていることから、IT管理者は多くの悩みを抱えている」という。一般ユーザー向けソフトウェアには、企業が必要とする管理やセキュリティ機能がないためだ。「AOLとWebExは、法人が抱える問題を解決するのに長い時間を費やした」とOsterman氏は続けた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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