「子供がいったん外出したら、携帯電話でいったい何をしているのか見当もつかない。卑猥な声の着信音をダウンロードしている可能性もあるし、ことによるとメールでよその子からいじめを受けているかもしれない。Disneyはこのような親の不安に初めて取り組んだ会社だと言える」と、Aftab氏は語った。
大手携帯電話会社は、Disney Mobileほど幅広いサービスを提供できないかもしれないが、親の不安を和らげるための取り組みを続けてきている。Cingular WirelessのOwen氏によると、同社のファミリープランでは携帯電話1台ごとに、メールやウェブ閲覧など特定のサービスを無効にするよう親が依頼できる。また、オンラインでも親の携帯電話からでも、加入プランの対象となる電話機ごとに利用時間と利用方法をチェック可能だという。
Cingular WirelessとVerizon Wirelessでは、10歳未満の子供向けに機能が制限された小型携帯電話を販売している。こうした機種は、親が利用代金と子供たちの通話を制限しながら、いつでも子供たちと連絡を取れるように作られている。
Cingular Wirelessの「FireFly」と呼ばれる携帯電話機には、911番への緊急発信用ボタンに加え、両親にかけるための電話番号をあらかじめ設定しておくボタンもある。また、最大20件の番号を追加登録できる。Verizon WirelessのLG製携帯電話機「Migo」にも、緊急発信用ボタンの他に、親が設定できる4つのボタンが付いている。
大手携帯電話会社が提供するサービスと電話機は、新規参入するDisney Mobileが備える機能には及ばないものの、なおDisneyに対する強みを持っている。その1つは、子供に携帯電話を買い与えようかという親の大半は、すでにいずれかの大手携帯電話会社の顧客だという事実だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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