阿闍梨餅
阿闍梨(あじゃり)と言ったら有名なのは天台宗の僧酒井雄哉(さかいゆうさい)大阿闍梨が有名ですが同じ名前の銘菓が京都にはあります。
その名も阿闍梨餅
これはマジでお薦め!甘いもん好きなら食べてみなされ!
もち米を練りこんだしっとりモチモチした生地に丹波大納言小豆のあっさりした餡のスウィートハーモニー。
賞味期限がちょっと短いので贈り物としては向かないかもしれないけど「判る人には判る」感のある銘菓なのでここぞの時にお贈りしている。非常に喜ばれるお菓子です。
それにしても千日回峰行を満業する阿闍梨さんやっぱりすごいですね。
修行のクライマックス「堂入り」は飲まず食わず眠らず横たわらずを9日間続けるんだから・・・
ちなみに医学的にはこれ(堂入り)をしたら死ぬと言われてます。
千日回峰行をされた阿闍梨さんはさすがに常人にはない何かがあると思われてもしょうがないでしょうね。
その昔、千日回峰行を2回満業された酒井雄哉さんにある浄土真宗の若い僧が問いました。
「私はこの千日回峰行を終えられた方は仏になると教えられています。酒井さんは仏様になられましたか?」
一瞬廻りに緊張感が走ります。
しかし当の本人、酒井雄哉氏は穏やかなお顔で答えます。
「ここ比叡山延暦寺から見える京都の街を眺めますと祇園あたりにきれいな灯りが見えます。その灯り(ネオン?)を見ますと今でも飛んでってキューッ(お酒を飲むしぐさ)とやりたくなります。」
完敗です。
人間的に寛容で大きな方です。
by jackthin
| 2010-04-22 00:19
| 京都
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