出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
- わ、円環の形状。
- くるま。車輪を数える助数詞。
- 巡って元に戻る。繰り返し続く。
- (日本)自転車に関係する事物。
- 花を数える助数詞。
輪(りん)
- 花を数える助数詞。
- 1902年、正岡子規「九月十四日の朝」[2]
- 花も二、三輪しか咲いていない。正面には女郎花が一番高く咲いて、鶏頭はそれよりも少し低く五、六本散らばって居る。
- 1905年、寺田寅彦「どんぐり」[3]
- 手水鉢の向かいの梅の枝に二輪ばかり満開したのがある。近づいてよく見ると作り花がくっつけてあった。
- 1939年、太宰治「葉桜と魔笛」[4]
- どんなに小さいことでもよい。タンポポの花一輪の贈りものでも、決して恥じずに差し出すのが、最も勇気ある、男らしい態度であると信じます。
- 車両に付いている車輪を数える助数詞。
- 1946年、石川欣一「比島投降記」[5]
- こっち側へ来ると、舗装こそしてないが、六輪大型トラックが二輛ならんで通って、まだ余地のある大道になっている。
- 1957年、梅崎春生「ボロ家の春秋」[6]
- 不破と知合いになって三日目に、僕は世帯道具や画の道具一式をオート三輪に積みこんで、はるばる八王子から代田橋にバタバタバタと引越して来ました。
- 1957年、久生十蘭「雪間」[7]
- 車は五十六年のオースチンの新車で、ご承知のように油圧式の四輪制動で、安定のいい車だから、車の故障のせいだとは思えない。
字典掲載
康熙字典 |
1245ページ, 20文字目 |
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) |
38400 |
新潮日本語漢字辞典 (2008) |
12621 |
角川大字源 (1992) |
10006 |
講談社新大字典 (1993) |
16912 |
大漢語林 (1992) |
11389 |
三星漢韓大辞典 (1988) |
1722ページ, 17文字目 |
漢語大字典 (1986-1989) |
5巻, 3540ページ, 6文字目 |