出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版（Wiktionary）』
- 異体字 : 刕, 卅（略字）, 洲（の代用字）, 駲, 𠃕（古字）, 𠄓（古字）, 𠚴, 𠛏（古字）, 𢏝, 𣧓, 𭘀, 𭰐（俗字）
- 筆順 :
- ↑ 羅振玉 『殷墟書契考釈』 永慕園、1915年、21頁。
裘錫圭 『文字学概要』 商務印書館、1988年、118頁。
張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、2658-2661頁。
季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、806頁。
「州」を音符とする形声文字 （諧声域＝*TU）
| | 端母 | 透母 | 定母 |
| 一等 | 平声 豪韻 |
| | |
| 上声 晧韻 |
| | |
| 去声 號韻 |
| - | |
| 入声 沃韻 |
| | |
| | 知母 | 徹母 | 澄母 |
| 二等 | 平声 肴韻 |
| | |
| 上声 巧韻 |
| - | - |
| 去声 效韻 |
| | |
| 入声 覺韻 |
| | |
| | 章母 | 昌母 | 常母 |
| 三等A | 平声 尤韻 |
州洲喌 | | 酬詶 |
| 上声 有韻 |
| | |
| 去声 宥韻 |
| | 詶 |
| 入声 屋韻 |
喌 | | |
| | 知母 | 徹母 | 澄母 |
| 三等B | 平声 尤韻 |
| | |
| 上声 有韻 |
| | |
| 去声 宥韻 |
| | |
| 入声 屋韻 |
| | |
- （す）主に川の中にある、島上の陸地。中州。海にあっても、河口部にあるものをこのように称することがある。
- （シュウ）「洲」の代替字。字源は同一である。
- （シュウ）行政単位の呼称。
- 漢字文化圏において、一般に「国」（後代には「省」）の下位、「郡」の上位又は同格としておかれた。
- 中華人民共和国においては、第一級行政区画（省、自治区、直轄市）の下位に位置する地級行政単位。
- 日本においては令制国の通称として、国名の一部に「州」を加え呼称した。
- 漢字文化圏以外において、地方行政単位の訳語。国家に対し、ある程度の独立性を有する意味合いを持って用いられることが多い。
3つある点は縦に打っても斜め（主に左から右）に打ってもよい。また、上記筆順画像のようにその打ち方は一様である必要もない[1]。
字典掲載
| 康熙字典 |
324ページ, 1文字目 |
|---|
| 諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) |
8678 |
| 新潮日本語漢字辞典 (2008) |
2953 |
| 角川大字源 (1992) |
2372 |
| 講談社新大字典 (1993) |
4096 |
| 大漢語林 (1992) |
2893 |
| 三星漢韓大辞典 (1988) |
624ページ, 9文字目 |
| 漢語大字典 (1986-1989) |
1巻, 46ページ, 3文字目 |
