出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
- 指事。横棒の下側に印を加えたもの。「した」を意味する漢語{下 /*ɡrˤaʔ/}を表す字。
- 【した、しも、もと】足の方向。
- 【した、しも、もと】重力の作用する空間において、重力により引き寄せられる方向。
- 【もと】法令などの影響がおよぶ範囲。
- 【した、しも、もと】命令などの強制力を受ける側。従う側。
- 【ゲ】成績評価で、劣っている状態。
- 対義語 : 上(優れている状態)、中(優劣のどちらとも言い難い状態)
- 成績は中の下ですね。(「平均よりいくぶん劣っている」という意味合い)
- 【ゲ】 大規模な文章や書籍などで、終わり中の方の部分。
- 対義語 : 上(はじめの方の部分)、中(中の方の部分)
- 【した】あらかじめ用意する。
- (仏教) 凹形。六境(十二処)の一つである色(「視覚の対象」のこと)を構成する20種類の属性の一つ(ウィキペディア「色 (仏教)」も参照)。
- 【カ】 その効力や支配の及ぶ状態にあること。
- 【カ】 それよりも下層にある部分。
3画目の書き方について「どこにも接していない」と指導する副読本が存在する[1]が、どちらでもよい[2]。東京書籍が1977年秋に自社の教科書体を修正するに当たり、「下」の字形を同年7月23日付の官報通りに修正しており[3]、この活字の修正を手書きにも適用するものと思ったのだろう。
字典掲載
康熙字典 |
76ページ, 10文字目 |
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) |
14 |
新潮日本語漢字辞典 (2008) |
7 |
角川大字源 (1992) |
4 |
講談社新大字典 (1993) |
13 |
大漢語林 (1992) |
8 |
三星漢韓大辞典 (1988) |
147ページ, 1文字目 |
漢語大字典 (1986-1989) |
1巻, 7ページ, 1文字目 |
- ↑ 『学習漢字996の読み方・書き方』初版 p.29 小学館 1978年5月、『小学学習漢字の正しい書き方』p.22 旺文社 1978年4月
- ↑ 『常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)』p.91,123 2016年2月29日 文化庁
- ↑ 『教科書体変遷史』p.129 板倉雅宣 東京書籍(2003年)