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くすり

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

日本語

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名詞

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くすり

  1. 病気治療のために、飲んだり塗ったりするもの。
    • 薬を飲む。薬を服用する。
    • 薬を出す。薬を処方する。
    • 薬はリスク。
  2. (比喩)人としての成長のため役に立つ苦役
    • いいクスリだ。
    • 薬が効いたようだ。
    • つける薬がない。
  3. 農業防虫除虫のため散布するもの。農薬
  4. 陶器を焼く際にかけ、ガラス様の加工をし、水分をしみこませなくするもの。うわぐすり釉薬
  5. 【クスリ】 (俗語) 麻薬違法薬物。しばしばヤクなどとも呼ばれる。

語源

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語源として以下の通説がある[1]

  • クスルから来たもので、ツクル(ツケル)の意[2]
  • クスシキ(奇しき)術から転じたもの[3]
  • クサイリ(草煎)の約語[4]
  • ナグシ(和し)から来たもの[5]
  • の古語クシと同源[6]

複合語

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成句

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諸言語への影響

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  • パイワン語: kusuri, kusuli

翻訳

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語義1

対義語

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脚注

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  1. 清水藤太郎『日本薬学史』1949年、1971年復刻、南山堂、p2。
  2. 平田篤胤『古史伝』1887年、平田以志。
  3. 伴信友『方術原論』江戸末期刊。
  4. 橘守部『稜威言別』1850-1894年、椎本吟社。
  5. 佐藤方定『奇魂』天保2年。
  6. 狩谷棭斎『箋注倭名類聚抄』1827年。