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国の国内総生産順リスト (一人当り購買力平価)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一人当たり実質GDPから転送)
2024年の一人当たりGDP(購買力平価)による国または地域
  >$60,000
  $50,000 – $60,000
  $40,000 – $50,000
  $30,000 – $40,000
  $20,000 – $30,000
  $10,000 – $20,000
  $5,000 – $10,000
  $2,500 – $5,000
  $1,000 – $2,500
  <$1,000
  データなし

このページは、国の国内総生産順リスト (一人当り購買力平価)のリストである。つまり、ある年にその国で生産されたすべての最終的な財やサービスの購買力平価(PPP)を、その年の平均人口で割ったものである。

2019年現在、世界各国の推定一人当たりGDP(PPP)の平均値は18,381 Int$である。富に関するランキングは、list of countries by wealth per adultを参照。

概要

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各国または地域で産み出された付加価値の総額の比較は、名目国内総生産(GDP)と為替レート(通貨換算比率)を用いて行われることが多いが、これは国や地域ごとの生活のコストを反映しておらず、また国家間の資本移動の影響をうけやすい。市場取引における為替レートではなく、その地域の生活関連コストやインフレ率収入の差などの要素を考慮した購買力平価(PPP)を用いることで、貿易や国家間投資のような、国際間資本移動の影響を受けにくいレートで比較することができる[1]

なお人口規模の算定や購買力平価(PPP)の推定には誤差が含まれる可能性があり、小さな違いに意味があると考えるべきではない。5%未満のGDPの違いは、推定の許容誤差内にあると一般に認められている[2]。またPPPを通貨の均衡為替レートと解釈すべきでもない[2]。さらに調査に関して、大規模な経済や多数の農村人口を擁する経済にとって、比較可能な市場価格を全国的に得るためのその標本の規模とデータ収集能力は、 先進国経済の能力さえも越える。国や地域によりサンプル数は異なり、例えば調査に含まれた農村部が残りの地域を代表するものではないかもしれないし、都市部が過大に代表されている、特定国や地域ではサンプル数が少ないなどの問題が内在する可能性がある[2]

一覧

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全ての数値は、国際ドル (Int$) としてより一般に知られている現在のゲアリー=ケイミス・ドルを用いて示されている。* は地域

国際通貨基金 (2024)[3] 世界銀行 (2019)[4] 中央情報局 (1993–2017)[5]

脚注

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出典

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  1. ^ 国際比較プログラム(ICP)への参加 統計局
  2. ^ a b c 購買力平価と 2005年ICPの結果 p.7-8 総務省統計局 (PDF)
  3. ^ World Economic Outlook Database, April 2024”. IMF.org. International Monetary Fund (19 April 2024). 2024年6月2日閲覧。
  4. ^ PPP (current international $)”. data.worldbank.org. World Bank. 7 July 2020閲覧。
  5. ^ GDP – per capita (PPP), The World Factbook, Central Intelligence Agency.

関連項目

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