多食亜目
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多食亜目 | |||||||||||||||
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キンイロハナムグリ(バラツヤハナムグリ) Cetonia aurata
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分類 | |||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||
Polyphaga Emery, 1886 | |||||||||||||||
下目 | |||||||||||||||
多食亜目 (たしょくあもく、学名: Polyphaga) は、甲虫類に含まれる4亜目の内最大のものである。およそ144科に分けられ、多様な特殊化・適応を遂げている。30万種以上が記載されており、甲虫の約90%が含まれている。学名はギリシャ語の poly ("多")、phagein ("食") に由来する。
共有派生形質としては、第一腹節が後脚の基節 (coxa) によって分断されていないこと、また、前胸において側板 (pleuron) が背板 (notum) に覆われて cryptopleuron となるため、背板との間の縫合線 (notopleural suture) が不可視であることが挙げられる[1]。
分類
[編集]6下目に分けられる。
- マキムシモドキ下目 Derodontiformia
- ハネカクシ下目 Staphyliniformia - ハネカクシ・ガムシ
- コガネムシ下目 Scarabaeiformia - カブトムシ・クワガタムシ・コガネムシ
- ナガシンクイ下目 Bostrichiformia - カツオブシムシ・シバンムシ
- コメツキムシ下目 Elateriformia - コメツキムシ・ホタル・タマムシ
- ヒラタムシ下目 Cucujiformia - テントウムシ・カミキリムシ・ゾウムシ・ハムシ
この内ハネカクシ下目は側系統群であり、多食亜目の中で祖先的な形態を持つ種が含まれている。
16程度の上科に分けられるが、特に種数の多い上科は
- ハネカクシ上科 Staphylinoidea - 約48000種
- コガネムシ上科 Scarabaeoidea - 約35000種
- タマムシ上科 Buprestoidea - 約14000種
- コメツキムシ上科 Elateroidea - 約23000種
- ゾウムシ上科 Curculionoidea - 約70000種
- ゴミムシダマシ上科 Tenebrionoidea - 約35000種
- ハムシ上科 Chrysomeloidea - 約58000種
などである[2]。
系統
[編集]Hunt,T et al. (2007)によると、以下のような系統樹が提案されている[2]。
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脚注
[編集]- ^ Johnson, Norman F.; Triplehorn, Charles A. (2004). Borror and DeLong's Introduction to the Study of Insects (7th ed.). Belmont: Brooks/Cole. pp. 365–400, 428–429. ISBN 0-03-096835-6
- ^ a b Hunt,T et al. (2007). “A Comprehensive Phylogeny of Beetles Reveals the Evolutionary Origins of a Superradiation”. Science 318 (5858): 1913-1916 .
- Peter S. Cranston and Penny J. Gullan, University of California,Phylogeny of Insects, page 893.