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カップ戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

カップ戦(カップせん、: Cup Competition)とは、スポーツ競技(主にサッカー競技)において賞杯カップ)を懸けて競技を競う大会を指す[1]

概要

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大会方式がノックアウトトーナメントであることが多く[1]、大会形式ははじめから終わりまですべての試合をノックアウトトーナメントで行う方式や、数チームを1組としその中のチーム同士による総当りのグループステージと、グループステージを勝ち抜いたチームによるノックアウトステージを組み合わせた方式を採用する場合などがある。

なお「カップ戦」と言う言い方は「リーグ戦」(=ラウンドロビントーナメント)と共に日本語特有の表現であり、英語では単に「Cup」もしくは「Cup Competition」と称する。またカップの日本語訳に基づいて、大会名が「○○カップ」であるなら、「○○」と表記される場合がある(例:ワールドカップ→W杯、ルヴァンカップ→ルヴァン杯、リーグカップ→リーグ杯)。

開催形式

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※ここでは「サッカー競技」を例にして記述する。

各国国内のカップ戦

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  • 国内におけるカップ戦としては大きく分けて、その国のトップリーグのチームのみに参加を限定するリーグカップと、参加資格を限定しない(オープンにした)オープンカップの2つに分けられる。参加資格を限定しないため、日本の天皇杯では、大学のサッカー部とプロクラブの対戦もありうる(かつては高校生年代のチームにも出場資格が与えられ、高校生とプロの対戦もあった)。オープンカップにおいては、参加チームの数が膨大になることが多いため、完全トーナメント方式(1ステージに付き1試合のみ、もしくはホーム&アウェー方式で行われるのが普通)を採用する場合が多い。また、リーグカップであっても参加チームが多い場合は同様である。参加チームが少ない場合、もしくは試合数を多くしたい場合は、3〜8チームを1組とした総当りによるグループリーグを行うこともある。
  • リーグ戦と比べて試合数が少ないため、資金力や選手層が薄いチームでも何らかの不確定要素やその時の選手の体調、モチベーションなどの違いで上位に上がれることがある。そのため、上位のカテゴリーにいるチームを下位のカテゴリーにいるチームが下す、いわゆるジャイアント・キリング番狂わせ)が起こりやすいのがカップ戦の大きな特徴である。これをカップ戦の醍醐味として楽しみにしているファンも多い。
  • 優勝チームはカップウィナー(Cup Winner)と呼ばれる。カップウィナーはリーグ戦のチャンピオンとよくシーズンの初めに行われるスーパーカップに出場できる権利を得る(ただし複数のカップ戦が行われている場合は、オープンカップのウィナーが優先する)。また、欧州各地のサッカーリーグにおいては、一般に各国のカップ戦で優勝するとUEFAヨーロッパリーグに出場できる権利を得る。
  • 近年、欧州の主要なサッカーリーグにおいて国内カップ戦の重要度が低下している。これはUEFAチャンピオンズリーグに出場することによって、放送権料などの莫大な収入が得られるためで、特にビッグクラブと呼ばれるチームでは、国内リーグ戦やチャンピオンズリーグに主要メンバーをつぎ込み、国内カップ戦にはリザーブ組を出場させる、という起用法が頻繁に行われる。これにより、カップ戦の魅力がそがれることがあるため、今後国内カップ戦の存在意義が問われかねない、と言う指摘もなされている。

国際大会のカップ戦

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日本の主なカップ戦

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各国の主なカップ戦

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オープンカップ

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リーグカップ

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国際大会

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サッカー
バスケットボール
ラグビー
野球

脚注

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  1. ^ a b カップ戦”. goo辞書(デジタル大辞泉. 2021年2月11日閲覧。

関連項目

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