選り抜き記事
昭和28年西日本水害とは、1953年(昭和28年)6月25日から6月29日にかけて九州地方北部(福岡県・佐賀県・熊本県・大分県)を中心に発生した、梅雨前線を原因とする集中豪雨による水害である。
阿蘇山・英彦山を中心に総降水量が1,000ミリを超える記録的な豪雨により、九州最大の河川である筑後川を始め白川など九州北部を流れる河川がほぼ全て氾濫、流域に戦後最悪となる水害をひき起こし死者・行方不明者1,001名、浸水家屋45万棟、被災者数約100万人という大災害となった。この水害により筑後川など九州北部の河川における治水対策が根本から改められることになり、現在においても基本高水流量の基準となっている。……
- イタセンパラは、コイ科のタナゴ亜科に分類される日本固有の淡水魚。淀川水系・富山平野・濃尾平野の3か所に分布するが生息数が減少しており絶滅危惧種となっている。最大で12 cm以上に達しタナゴ類としては比較的大型である……
- 掃除魚とは、他種の魚の死んだ皮膚組織や外部寄生虫を食べる習性をもつ魚類の総称。これは双方が利益を得る相利共生の一例として理解されている。ベラ・ハゼ・シクリッド・ナマズなど、さまざまな魚が知られている……
- 即位灌頂とは、11世紀ないし13世紀から江戸時代にかけて、天皇の即位式の中で行われた密教儀式で、その内容は秘儀とされていた。一般的には即位式の前に摂関家、主に二条家の人物から天皇に対して印相と真言が……