ミーツポート

東京ドームシティの商業施設
JCB HALLから転送)

ミーツポートMEETS PORT)は、東京都文京区東京ドームシティ内に2008年3月19日にオープンした三井不動産の連結子会社である東京ドーム[1]運営の複合商業施設

MEETS PORT
ミーツポート

地図
ミーツポートの位置(東京都区部内)
ミーツポート
情報
用途 複合商業施設
設計者 竹中工務店(基本デザイン:竹中工務店、RTKL)
施工 竹中工務店
事業主体 株式会社東京ドーム
構造形式 RC造S造SRC造
敷地面積
※約6580
建築面積
※約4800
延床面積
※約20500
階数 地上5階、地下4階
高さ 人工地盤部6.5m、最高部32.4m
着工 2006年2月
竣工 2008年3月
開館開所 2008年3月19日
所在地 112-8562
東京都文京区後楽1丁目3-61
座標 北緯35度42分10.91秒 東経139度45分17.27秒 / 北緯35.7030306度 東経139.7547972度 / 35.7030306; 139.7547972 (MEETS PORT
ミーツポート
)
座標: 北緯35度42分10.91秒 東経139度45分17.27秒 / 北緯35.7030306度 東経139.7547972度 / 35.7030306; 139.7547972 (MEETS PORT
ミーツポート
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歴史

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同地にはかつて(1937年 - 1987年後楽園球場と後楽園ジムが立地していた。同球場の解体後は東京ドームシティの第3駐車場とされ、毎年12月から翌年2月にかけては仮設劇場を設営し、ボリショイサーカスが開催されていた。しかし、2004年 - 2005年シーズン途中にラクーアとミーツポートを建設することが決まったため、終了することになった。

2006年2月に着工。2008年3月19日に開業した。

概要

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地上5階、地下4階建て。水道橋交差点付近に入口が設けられている。地下4階には三井のリパーク東京ドーム第2駐車場がある[2]

各種飲食店コンビニエンスストアが入居。

ガーデン

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水道橋交差点から東京ドームシティへ伸びる空中庭園が3階に所在しており、東京ドームシティアトラクションズのパラシュートゾーン(旧称・パラシュートランド)と繋がっている。

フロア構成

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  • 2階 - 5階:店舗
  • 1階:店舗、TOKYO DOME CITY HALL エントランス
  • 地下3階 - 2階:TOKYO DOME CITY HALL
  • 地下2階:ミーツポート第1駐車場(3階からガーデンに出て、東京ドームシティ内にある、ミーツポート第1駐車場行きエレベーターに乗り換え)
  • 地下4階:ミーツポート第2駐車場
    • エレベーターは三菱電機製(停止階:地下4階・1階 - 5階)、ミーツポート内の非常用・TOKYO DOME CITY HALL内のエレベーターはフジテック製である。

TOKYO DOME CITY HALL

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TOKYO DOME CITY HALL
 
情報
通称 TDCホール
正式名称 TOKYO DOME CITY HALL
旧名称 JCB HALL(2011年3月30日まで)[3]
完成 2008年3月
開館 2008年3月22日
開館公演 JCB HALLオープン記念イベント
収容人員 3,120人
用途 多目的ホール
運営 株式会社東京ドーム
所在地 112-0004
東京都文京区後楽1丁目3番61号
ミーツポート内
アクセス JR水道橋駅東口改札
都営地下鉄三田線水道橋駅A2出口
東京メトロ丸ノ内線南北線後楽園駅2番出口
都営地下鉄大江戸線春日駅A1出口[4]
外部リンク TOKYO DOME CITY HALL
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TOKYO DOME CITY HALL(トーキョー・ドーム・シティ・ホール、東京ドームシティホール)は、ミーツポートの地下3階から2階にある多目的ホール

施設命名権

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開場当初の2008年3月より3年ごとのネーミングライツ制度(命名権)が導入された[5][3][6]

ジェーシービー

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2007年10月15日に、ジェーシービー(JCB)は東京ドームと本ホールのスポンサーシップ契約を締結し、本ホールが開業した2008年3月20日から2011年3月31日までの3年間、JCBホール(ジェー・シー・ビー・ホール)として営業した[3][5]

カナデビア

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前述するJCBとの契約終了後、2011年4月から2025年3月までの約14年間はネーミングライツによる企業との契約がなく、企業名の冠がつかない「TOKYO DOME CITY HALL」の名称で営業されていた[5][3][6]

その後2025年1月16日に、カナデビアは東京ドームと本ホールのネーミングライツ契約を締結、これにより同年4月1日から2028年3月31日までの3年間、本ホールの名称を『Kanadevia Hall』(カナデビアホール)として営業する予定となっている[6]

歴史

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3階層のバルコニー客席、レイアウトによっては撤去可能なエンドステージ、観客とステージの距離を最大30mとした見やすいレイアウト、ホールに高性能の音響・照明設備を常設することで、楽器の持ち込みだけでハイレベルな音楽ライブが開催できる環境の実現が図れることなどが特徴で、収容人数は、スタンディング形式で最大3,120人、エンドステージ形式で最大2,507人、センターステージ形式で最大2,754人である。

同じ東京ドームシティに所在する後楽園ホールと同様に、ボクシングプロレス格闘技興行、さらにコンサート、パーティなどに対応できる。また、日本テレビ欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞』(第80 - 90回)や『THE DANCE DAY』(第3回)の収録会場としても使われている。

2008年3月20日・21日、TOTOボズ・スキャッグスとのジョイント・ライブ「JCB HALL オープン記念イベント」が杮落しとなった。同年3月22日・23日、YUKIがライブ「水道橋ユキ2008」で、日本人ミュージシャンとして初めてライブを行った。

格闘技での杮落しは、2008年4月5日の第436回ダイナミックグローブ。翌日には、初のプロレス興行「ZERO1-MAX」が行われた。ただし、ボクシング・プロレスよりプロ修斗などの新興格闘技の利用が多い。

2008年から3年間、Jリーグアウォーズの会場として使用された(2007年までは横浜アリーナで、2011年は再び横浜アリーナでの開催となる)。

2010年から毎年夏季に開催される、ジャニーズ事務所によるイベント「SUMMARY」は、通算90公演を数える。

また、AKB48グループ関連の公演・イベントも多く開催されている。

2022年以降は朝日放送テレビテレビ朝日系列で放送されている『プリキュアシリーズ』の作品公式ライブのイベント会場としても使用されることがある[7][8][9][10][11]

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ 三井不動産株式会社による当社株式に対する公開買付けの結果並びに親会社及び主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ 東京ドーム 2021年1月19日
  2. ^ 駐車場・駐輪場のご案内,アクセス,東京ドームシティ
  3. ^ a b c d 東京ドームJCBホール、ネーミングライツ終了”. レスポンス. イード (2011年3月30日). 2025年1月16日閲覧。
  4. ^ アクセス”. TOKYO DOME CITY HALL. 東京ドーム. 2022年10月11日閲覧。
  5. ^ a b c 2008年3月オープン予定 東京ドームシティ内の新ホール名称を「JCB HALL」に決定”. ニュースリリース. ジェーシービー (2007年10月15日). 2025年1月16日閲覧。
  6. ^ a b c "カナデビア株式会社と株式会社東京ドーム TOKYO DOME CITY HALLのネーミングライツ契約を締結 新名称を「Kanadevia Hall」に決定" (PDF) (Press release). 株式会社東京ドーム. 16 January 2025.
  7. ^ 「デパプリ」ライブ 10/29(土)・30(日)開催決定!!”. マーベラスのプレスリリース. PR TIMES (2022年5月1日). 2022年5月2日閲覧。
  8. ^ 「プリキュアライブ」描き下ろしイラスト公開!茅野愛衣、佐々木李子追加出演決定!”. マーベラスのプレスリリース. PR TIMES (2022年5月29日). 2022年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月30日閲覧。
  9. ^ 「ひろプリ感謝祭」は声出し可、ファミリー公演でプリキュアとお話しできる アーカイブ 2023年12月3日 - ウェイバックマシン,2023年12月3日,コミックナタリー
  10. ^ 『ひろがるスカイ!プリキュア 感謝祭』に『わんだふるぷりきゅあ!』と前期ED主題歌を歌う後本萌葉さんが登場! 「立ち見」席の追加販売と有料生配信情報も到着,2024年1月7日,アニメイトタイムズ
  11. ^ 「わんだふるぷりきゅあ!」感謝祭、オリジナルシナリオの“大運動会”&朗読劇を実施,2024年12月1日,コミックナタリー

関連項目

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外部リンク

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