黒川駅 (神奈川県)
黒川駅(くろかわえき)は、神奈川県川崎市麻生区南黒川にある、小田急電鉄多摩線の駅である。駅番号はOT 03。
黒川駅 | |
---|---|
北口(2012年1月22日) | |
くろかわ Kurokawa | |
◄OT 02 栗平 (1.3 km) (0.8 km) はるひ野 OT 04► | |
所在地 | 川崎市麻生区南黒川4-1 |
駅番号 | OT03 |
所属事業者 | 小田急電鉄 |
所属路線 | ■多摩線 |
キロ程 |
4.1 km(新百合ヶ丘起点) 新宿から25.6 km |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[小田急 1]8,303人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1974年(昭和49年)6月1日 |
歴史
編集年表
編集- 1974年(昭和49年)6月1日:多摩線開通時に開設[1]。各停の停車駅となる。
- 2004年(平成16年)12月11日:区間準急設定、停車駅となる。
- 2006年(平成18年)3月:駅リニューアル工事完了。
- 2014年(平成26年)3月15日:ダイヤ改正に伴い、準急停車駅となる。なお、この改正で設定された多摩線準急は平日朝下り1本のみである。
- 2018年(平成30年)
- 2025年(令和7年)3月15日(予定):ダイヤ改正により、急行停車駅となる[報道 1]。
駅名の由来
編集駅構造
編集2006年(平成18年)1月31日に駅舎がリニューアルされる際、旅客上屋に太陽光発電用発電パネルが新設され、自動券売機や自動改札機の電力に利用されている[4]。2010年度(平成22年度)には、改札口に行先案内表示器が設置された[5]。
2012年度(平成24年度)に、各停を10両化出来るようホームを唐木田方面へ延伸する工事が行われた[6][7]。この延長部分は人が1人入れる程の幅となっており、トンネル越しにはるひ野駅・若葉台駅を見ることが可能。
のりば
編集ホーム | 路線 | 方向 | 行先[8] |
---|---|---|---|
1 | 多摩線 | 下り | 唐木田方面 |
2 | 上り | 新百合ヶ丘・新宿・ 千代田線方面 |
利用状況
編集2022年度(令和4年度)の1日平均乗降人員は8,303人である[小田急 1]。小田急線70駅中64位であり、多摩線では最も少ない。
近年の乗降・乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[10] |
1日平均 乗車人員[11] |
出典 |
---|---|---|---|
1979年(昭和54年) | 586 | ||
1982年(昭和57年) | 659 | ||
1987年(昭和62年) | 1,151 | ||
1995年(平成 | 7年)1,543 | ||
1996年(平成 | 8年)1,597 | ||
1997年(平成 | 9年)1,677 | ||
1998年(平成10年) | 1,636 | ||
1999年(平成11年) | 1,757 | ||
2000年(平成12年) | 2,189 | ||
2001年(平成13年) | 2,252 | ||
2002年(平成14年) | 2,534 | ||
2003年(平成15年) | 5,907 | 2,811 | |
2004年(平成16年) | 6,152 | 2,987 | |
2005年(平成17年) | [小田急 2]6,064 | 2,954 | |
2006年(平成18年) | [小田急 3]6,606 | 3,307 | |
2007年(平成19年) | [小田急 4]7,761 | 3,718 | |
2008年(平成20年) | [小田急 5]8,265 | 4,134 | |
2009年(平成21年) | [小田急 6]8,204 | 4,106 | |
2010年(平成22年) | [小田急 7]8,307 | 4,170 | |
2011年(平成23年) | [小田急 8]8,250 | 4,133 | |
2012年(平成24年) | [小田急 9]8,366 | 4,173 | |
2013年(平成25年) | [小田急 10]8,395 | 4,158 | |
2014年(平成26年) | [小田急 11]8,247 | ||
2015年(平成27年) | [小田急 12]8,245 | 4,142 | [神奈川県統計 1] |
2016年(平成28年) | [小田急 13]8,382 | 4,184 | [神奈川県統計 2] |
2017年(平成29年) | [小田急 14]8,476 | 4,239 | [神奈川県統計 3] |
2018年(平成30年) | [小田急 15]8,582 | 4,293 | [神奈川県統計 4] |
2019年(令和元年) | [小田急 16]8,731 | 4,382 | [神奈川県統計 5] |
2020年(令和 | 2年)[小田急 17]7,081 | 3,544 | [神奈川県統計 6] |
2021年(令和 | 3年)[小田急 18]7,637 | 3,816 | [神奈川県統計 7] |
2022年(令和 | 4年)[小田急 1]8,303 |
駅周辺
編集駅周辺には、小規模集合住宅、住宅、児童公園がある。近隣には川崎市が開発したかわさきマイコンシティと呼ばれる工業団地[12]があるため、工業団地の利用者が多く、南口からはマイコンシティを循環するバスがある。2016年には川崎市と小田急電鉄株式会社との「小田急沿線まちづくり」に 関する包括連携協定を締結し、オープンスペース等の活用が進められた[13]。
北口周辺には会社が集まっており、北口から京王相模原線若葉台駅まで徒歩約10分で行ける。かつて小田急マルシェ黒川があったが後に閉店し、跡地には読売日本交響楽団練習所が建設された。北口から鶴川街道沿いには小規模な商店及びコンビニが点在している。鶴川街道を挟んだ黒川地区の一部は市街化調整区域に指定されているために開発を逃れ、多くの自然が残されている。
南口周辺は以前まで空地が広がり閑散としてたが、2019年(令和元年)5月には小田急電鉄が空地の一部を活用し、シェアオフィスを核とする複合施設「ネスティングパーク黒川」を整備し、コンビニ(2022年(令和4年)4月30日閉店)や飲食店などの店舗も入居している[14]。2024年(令和6年)11月29日には、駅前の空地に商業施設「フォレストモール川崎黒川」が開業した[15]。
北口
南口
- ネスティングパーク黒川:徒歩1分。
- フォレストモール川崎黒川:徒歩1分。
- 川崎市黒川青少年野外活動センター(旧・川崎市立柿生小学校黒川分校跡):徒歩約7分。
- 汁守神社
- マイコンシティ栗木地区
- ファーマーズマーケット セレサモス:セレサ川崎農業協同組合(JAセレサ川崎)直営の大規模農産物直売所徒歩約15分。
- 明治大学黒川農場 (徒歩30分) [16]
- 東京電力黒川変電所
- 三沢川:黒川地域の森を水源とし、東京都稲城市内を横断して沢を集め、川崎市多摩区布田で多摩川に注ぐ。
- 鶴川街道
- 尻手黒川道路
- 神奈川県企業庁柿生発電所
- 電源開発送変電ネットワーク(J-POWER送変電)西東京変電所:車窓より変電所の塔群が見える。所在地は町田市真光寺町であるが、変電施設の一部は川崎市麻生区黒川の境界にある変電施設。ここを中心に田子倉発電所(只見幹線)、佐久間発電所(佐久間東幹線)など各方面へ送電線が延びる。
バス路線
編集路線バスは駅前へ乗り入れておらず、南黒川第2公園の階段を降りて鶴川街道沿いの高架下にある「黒川」停留所が最寄りとなる。以下の路線が小田急バスと神奈川中央交通により運行されている。朝夕のみマイコンシティ区内社員向け送迎バスと桐光学園スクールバスが南口ロータリーへ乗り入れる。
鶴川・柿生方面(鶴川街道・黒川駅側)
稲城・調布方面(鶴川街道・道路向かい側)
隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ 「小田急多摩線きょう開業 新百合ヶ丘 - 永山間」『交通新聞』交通協力会、1974年6月1日、2面。
- ^ 『読売日本交響楽団の音楽で駅空間を快適に!「黒川駅 駅構内BGM・列車接近メロディ」を導入します 〜川崎市麻生区の芸術のまちづくりを推進〜』(PDF)(プレスリリース)小田急電鉄/公益財団法人読売日本交響楽団、2018年10月25日。オリジナルの2020年12月8日時点におけるアーカイブ 。2020年12月21日閲覧。
- ^ “JRの定番「駅メロ」はモーツァルトがお手本だった…クラシックと駅との深い関係 : 音楽 : エンタメ・文化 : ニュース”. 読売新聞オンライン (2021年12月23日). 2021年12月23日閲覧。
- ^ “小田急多摩線5駅で太陽光発電システムを導入”. 2015年8月21日閲覧。
- ^ “小田急電鉄 2010年度の鉄道事業設備投資計画 ②.行先案内表示装置の新設” (pdf). 2010年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年5月10日閲覧。
- ^ “2012年度の鉄道事業設備投資計画 輸送サービスの向上に291億円” (PDF). 小田急電鉄. 2012年5月10日閲覧。
- ^ 「各駅停車の10両化に向けた工事を進めます!」ODAKYU VOICE Station 2012年度鉄道事業設備投資計画 2012年5月21日発行
- ^ “黒川駅のご案内 駅立体図”. 小田急電鉄. 2023年6月4日閲覧。
- ^ 神奈川県県勢要覧
- ^ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
- ^ 川崎市統計書
- ^ “かわさきマイコンシティアクセス”. 川崎市 (2015年5月13日). 2020年7月6日閲覧。
- ^ 『川崎市と小田急電鉄株式会社との「小田急沿線まちづくり」に 関する包括連携協定を締結します』(プレスリリース)2016年11月15日 。2020年7月6日閲覧。
- ^ “郊外での新たなライフスタイルを提案する複合施設5月10日(金)、「ネスティングパーク黒川」開業”. 小田急電鉄 (2019年4月25日). 2021年1月26日閲覧。
- ^ “「フォレストモール川崎黒川」2024 年 11 月 29 日(金) グランドオープン”. フォレストモール (2024年11月1日). 2024年11月21日閲覧。
- ^ “明治大学黒川農場交通アクセス”. 明治大学. 2012年5月10日閲覧。
- 神奈川県県勢要覧
- ^ “県勢要覧平成28年度版” (PDF). 神奈川県. p. 247. 2021年8月22日閲覧。
- ^ “県勢要覧平成29年度版” (PDF). 神奈川県. p. 223. 2021年8月22日閲覧。
- ^ “県勢要覧平成30年度版” (PDF). 神奈川県. p. 223. 2021年8月22日閲覧。
- ^ “県勢要覧令和元年度版” (PDF). 神奈川県. p. 223. 2021年8月22日閲覧。
- ^ “県勢要覧令和2年度版” (PDF). 神奈川県. p. 223. 2023年6月19日閲覧。
- ^ “県勢要覧令和3年度版” (PDF). 神奈川県. p. 215. 2023年6月19日閲覧。
- ^ “県勢要覧令和4年度版” (PDF). 神奈川県. p. 219. 2023年6月19日閲覧。
- 小田急電鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c “鉄道部門:駅別乗降人員・輸送人員ほか”. 小田急電鉄. 2023年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月30日閲覧。
- ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2006年12月31日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
- ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2008年2月9日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
- ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2008年12月5日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
- ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2010年3月28日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
- ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2010年7月19日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
- ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2012年4月4日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
- ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2013年2月18日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
- ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2014年7月7日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
- ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2015年2月5日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
- ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2016年4月30日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
- ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2016年10月4日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
- ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2017年8月3日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
- ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2019年5月15日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
- ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2020年4月24日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
- ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2020年11月1日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
- ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2021年12月15日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2022年8月1日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
関連項目
編集外部リンク
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