雄鎮内仮乗降場
雄鎮内仮乗降場(ゆうちんないかりじょうこうじょう)は、北海道紋別郡滝上町雄鎮内(おちんない[2])にあった日本国有鉄道(国鉄)渚滑線の仮乗降場(廃駅)である。渚滑線の廃線に伴い1985年(昭和60年)4月1日に廃駅となった[1]。
雄鎮内仮乗降場 | |
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ゆうちんない Yuchinnai | |
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所在地 | 北海道紋別郡滝上町雄鎮内 |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 渚滑線 |
キロ程 | 28.3* km(渚滑起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1955年(昭和30年)12月25日[1] |
廃止年月日 | 1985年(昭和60年)4月1日[1] |
備考 |
渚滑線廃線に伴い廃駅 *キロ程は、実キロ |
歴史
編集1955年(昭和30年)12月25日に名寄本線・渚滑線・興浜南線でレールバスの運行が開始されると同時に[3]、利用者の利便を図って増設された仮乗降場である。
年表
編集仮乗降場名の由来
編集所在地名より。地名のよみは「おちんない[2]」であるが、乗降場名は一説には「音がおかしいから[4]」との理由で「ゆうちんない」となった。地名は付近で渚滑川に注ぐ2つの小川、パンケオチンナイ川、ペンケオチンナイ川に由来し、「オチンナイ」の原義はアイヌ語の「オチンナイ(o-cin-nay)」(川口を・左右にかき分ける〔=本流に崖を突き破るように流れる〕・川)であるとされている[4]。
川名の「パンケ」、「ペンケ」は道内諸地の地名に見られるように、「パンケ(panke)=下流の」「ペンケ(panke)=上流の」を表す接頭辞である。
駅構造
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駅周辺
編集- 北海道道996号上渚滑原野滝ノ上線
- 国道273号(渚滑国道)
- 渚滑川
- 北紋バス「55線」停留所
駅跡・周辺
編集1997年(平成9年)11月時点では鉄道関連施設は何も残っておらず、畑になっている[5]。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、914頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b “北海道 紋別郡滝上町 雄鎮内の郵便番号 - 日本郵便”. www.post.japanpost.jp. 2024年2月28日閲覧。
- ^ 日本国有鉄道旭川鉄道管理局 編『旭川・鉄道八十八年の歩み』日本国有鉄道旭川鉄道管理局、1987年3月、83頁。doi:10.11501/13278510。
- ^ a b 滝上町史編さん委員会 編『新撰滝上町史』滝上町、1976年8月、56-57頁。doi:10.11501/9570054 。
- ^ 『鉄道廃線跡を歩くV』JTBパブリッシング、1998年6月、23頁。