関島岳郎
日本のジャズ・チューバ奏者 (1961-)
関島 岳郎(せきじま たけろう、1961年10月10日 - )は、日本のジャズ音楽家、チューバ奏者。東京都出身[1]。1980年代以降、ジャズを主体に多彩な活動を展開している。自身がメンバーとして参加しているバンドだけでも10以上に及ぶ。
来歴
編集中学時代、フォークソングを通して音楽に目覚める。高校時代、吹奏楽部に入部、チューバを始める。大学時代(1983年)、武蔵野音楽大学での棚谷祐一(元カーネーション)、北田かおる等とドレミ合唱団を結成。当初はギタリストだった。大学卒業後、 東京ディズニーランドのブラスバンドに入団。
1980年代後半 - JAGATARAの篠田昌已らとの知遇を得る。セッションを中心に多くのレコーディング、ライブに参加する。
1990年 - 篠田昌已、中尾勘二とCOMPOSTELAを結成。東京ディズニーランドのバンドを退団。THE THRILL、くじらドラゴンオーケストラ、Mr.Christmasにも参加。
1992年 - 篠田死去に伴いCOMPOSTELA、くじらドラゴンオーケストラ解散。中尾勘二らとSTRADAを結成。
1994年 - 栗原正己、川口義之、近藤研二と栗コーダーカルテットを結成。
1990年代後半 - 大熊亘率いるシカラムータ、梅津和時率いるベツニ・ナンモ・クレズマー、中尾勘二、林栄一とのPHOTONなど無数のバンドに参加する。
現在 - 上記以外のバンド、セッションを含めて精力的に活動中。
活動
編集プロジェクト
編集メンバーとして参加したバンド。主たるものを順不同に列記。
- ドレミ合唱団
- 音大の同級生を中心に結成されたロックバンド。
- 棚谷祐一、北田かおる、関島岳郎、清水秀晶、小林吉江、藤井静子。
- オルケスタ・デル・ビエント
- アングラ劇団「風の旅団」の劇伴を担当。
- COMPOSTELA(コンポステラ)
- JAGATARAの篠田昌已と中尾勘二とのホーン・トリオ。
- スタジオ・アルバム1枚、ライブ・アルバム2枚を残すが篠田逝去に伴い解散。
- くじらドラゴンオーケストラ(Qujila "DRAGON" Orchestra)
- くじら(杉林恭雄)から発展したバンド。当時4名編成であったくじらに篠田昌已を含む5名を加え、「Qujila Orchestra」として1990年12月31日初演。その後も「Qujila "DRAGON" Orchestra」の名で活動を続けるが、篠田死去に伴い解散。以後くじらは杉林のソロユニットとなる。
- STRADA(ストラーダ)
- コンポステラ解散後、中尾勘二、桜井芳樹、久下恵生と結成。
- PHOTON(フォトン)
- 中尾勘二、林栄一とのホーン・トリオ。篠田の楽曲をレパートリーとする。
- CICALA-MVTA(シカラムータ)
- THE THRILL(ザ・スリル)
- 15人編成のビッグバンド。
- バンドとしての活動の他に、他アーティストとのセッションも行っている。
- こまっちゃクレズマ
- ベツニ・ナンモ・クレズマーの別働隊。
- 主に小編成での活動に際して用いられる。
- ふいご
- 古池寿浩、中尾勘二とのホーン・トリオ。
- 高岡大祐+関島岳郎テューバデュオ
- 文字通り、高岡大祐とのチューバによるデュオ。
- 関島中尾デュオ
- 文字通り、中尾勘二とのデュオ。
- Okidoki(オキドキ)
- 多田葉子、臼井康浩とのアバンギャルドなインプロヴィゼーションを主体としたトリオ。
- プチだおん
- 多田葉子、中尾勘二とのホーン・トリオ。
- エッセンシャル・エリントン
- 渋谷毅率いるホーンセクション。デューク・エリントンの楽曲がレパートリー。
セッション
編集レコーディング、ライブなどに参加した主なミュージシャン(順不同)。
テレビアニメ
編集- キョロちゃん(2001年)(おおづつ〈第91話Aパート〉)
脚注
編集出典
編集- ^ “関島岳郎のプロフィール・画像・写真(1000018683)”. 2022年7月3日閲覧。
外部リンク
編集- 関島岳郎の部屋
- 関島岳郎 (@sekizima) - X(旧Twitter)