鈴木卓爾
鈴木 卓爾(すずき たくじ、1967年2月14日 - )は、日本の脚本家、俳優、映画監督。『私は猫ストーカー』や『ゲゲゲの女房』を制作した監督で知られている[1]。 京都造形芸術大学准教授[2]。
すずき たくじ 鈴木 卓爾 | |||||
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生年月日 | 1967年2月14日(57歳) | ||||
出生地 | 日本 静岡県磐田市 | ||||
職業 | 脚本家、俳優、映画監督 | ||||
ジャンル | 映画、オリジナルビデオ、テレビドラマ、ミュージック・ビデオ、CM | ||||
事務所 | ASLAND CRUISE | ||||
主な作品 | |||||
映画 『私は猫ストーカー』 『ゲゲゲの女房』 『嵐電』 | |||||
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経歴
編集1967年2月14日[3]、静岡県磐田市に生まれる[4]。高校在学中の1984年、8mmのアニメーション映画『街灯奇想の夜』を監督する[5]。その後、東京造形大学造形学部に進学する[6]。1988年、『にじ』が第11回ぴあフィルムフェスティバルにて審査員特別賞を受賞する[7]。俳優としては、『夏の思い出 異・常・快・楽・殺・人・者』で主演を務めたほか、『トキワ荘の青春』で藤子不二雄Aを演じている[8]。また、『中学生日記』や『のんちゃんのり弁』などの脚本を手がけた[9]。
2009年、星野真里主演の『私は猫ストーカー』を監督する[10]。2010年、宮藤官九郎と吹石一恵を主演に迎えた『ゲゲゲの女房』が公開される[11]。2012年、『ポッポー町の人々』を監督する[12]。中沢けいの小説を映画化した『楽隊のうさぎ』は、2013年の第26回東京国際映画祭にて上映された[13]。2015年、『ジョギング渡り鳥』が第37回ぴあフィルムフェスティバルにて上映される[14]。
フィルモグラフィー
編集監督作品
編集- 街灯奇想の夜(1984年)
- にじ(1988年)
- ワンピース(1994年 - ) ※兼脚本・出演
- おっけっ毛ビビロボス(1996年)
- ヒドラと踊ろう(1999年)
- パルコ フィクション(2002年) - 兼脚本・出演
- コワイ女「鋼-はがね-」(2006年) - ※オムニバス作品の一編。兼脚本
- 私は猫ストーカー(2009年)
- ゲゲゲの女房(2010年) - 兼脚本
- 明日「駄洒落が目に沁みる」(2011年)
- ポッポー町の人々(2012年)
- 楽隊のうさぎ(2013年)
- ジョギング渡り鳥(2015年)
- ゾンからのメッセージ(2018年)
- 嵐電(2019年)
映画スタッフ
編集- 裸足のピクニック(1993年、矢口史靖監督) - 脚本
- 自転車吐息(1990年、園子温監督) - 美術
- ひみつの花園(1997年、矢口史靖監督) - 脚本・出演も
- のんちゃんのり弁(2009年、緒方明監督) - 脚本・出演も
映画出演のみ
編集- 愛の街角二丁目三番地(1986年、平野勝之監督) - 出演
- ふたつくくり(1990年、斎藤久志監督) - 出演
- トキワ荘の青春(1996年、市川準監督) - 出演
- 雷魚(1997年、瀬々敬久監督) - 出演
- クルシメさん(1997年、井口昇監督) - 出演
- 東京夜曲(1997年、市川準監督) - 出演
- sunday drive サンデイドライブ(1998年、斎藤久志監督) - 出演
- デメキング(1998年、今岡信治監督) - 出演 ※別タイトル「痴漢電車 弁天のお尻」、ビデオ「いかせたい女 彩られた柔肌」、WOWOW「弁天のお尻 彩られた柔肌」
- 怯える(1998年、古沢健監督) - 出演
- アドレナリンドライブ(1999年、矢口史靖監督) - 出演
- うつしみ(2000年、園子温監督) - 出演
- ボディドロップアスファルト(2000年、和田淳監督) - 出演
- 三文役者(2000年、新藤兼人監督) - 出演
- ざわざわ下北沢(2000年、市川準監督) - 出演
- 0cm4(2001年、園子温監督) - 出演
- クロエ(2001年、利重剛監督) - 出演
- 忘れられぬ人々(2001年、篠崎誠監督) - 出演
- 浮世物語(2001年、アラン・エスカル監督) - 出演
- 犬猫(2002年、井口奈己監督) - 出演
- いたいふたり(2002年、斎藤久志監督) - 出演
- 六月の蛇(2002年、塚本晋也監督) - 出演
- 自殺サークル(2002年、園子温監督) - 出演
- 縞々職人(2002年、唯野未歩子監督) - 出演
- 春雨ワンダフル(2003年、青山あゆみ監督) - 出演
- ナイン・ソウルズ(2003年、豊田利晃監督) - 出演
- サル(2003年、葉山陽一郎監督) - 出演
- 空中庭園(2005年、豊田利晃監督) - 出演
- 悪夢探偵(2007年、塚本晋也監督) - 出演
- やじきた道中 てれすこ(2007年、平山秀幸監督) - 出演
- 全然大丈夫(2008年、藤田容介監督) - 出演
- 砂の影(2008年、甲斐田祐輔監督) - 出演
- うた魂♪(2008年、田中誠監督) - 出演
- 純喫茶磯辺(2008年、吉田恵輔監督) - 出演
- 容疑者Xの献身(2008年、西谷弘監督) - 出演 - ホームレス 役
- オカルト(2009年、白石晃士監督) - 出演
- 呪怨 白い老女(2009年、三宅隆太監督) - 出演
- ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜(2009年、根岸吉太郎監督) - 出演
- 蘇りの血(2009年、豊田利晃監督) - 出演
- 人間失格(2010年、荒戸源次郎監督) - 出演
- ヘヴンズ ストーリー(2010年、瀬々敬久監督) - 出演
- 黒髪(2010年、諏訪敦彦監督) - 出演
- きみは僕の未来(2010年、浅野晋康監督) - 出演
- 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(2011年、瀬田なつき監督) - 出演
- ぬくぬくの木(2011年、片岡翔監督) - 出演
- わたしたちがうたうとき(2011年、木村有理子監督) - 出演
- とんねるらんでぶー(2011年、池田千尋監督) - 出演
- 真夜中からとびうつれ(2011年、横浜聡子監督) - 出演
- Cut(2011年、アミール・ナデリ監督) - 出演
- ヴァージン「くちばっか」(2012年、今泉力哉監督) - 出演
- 家をたてること(2012年、長谷部大輔監督) - 出演
- Dressing Up (2012年、安川有果監督) - 出演
- グッバイ・マザー(2013年、福田桃子監督) - 出演
- 恋につきもの「豆腐の家」(2014年、五十嵐耕平監督) - 出演
- 佐々木、イン、マイマイン(2020年11月27日) - 佐々木正和 役
- 死刑にいたる病(2022年5月6日、白石和彌監督) - 筧井和夫 役[15]
- ラストホール(2023年、秋葉美希監督)- 船乗り場のおじさん 役[16]
オリジナルビデオ
編集- 夏の思い出 異・常・快・楽・殺・人・者(1995年、斎藤久志監督) - 出演
- 痴漢白書10(1998年、山岡隆資監督) - 出演
- こどものこわい話2000(2000年) - 監督
- 心霊ミステリーファイル 呪霊2 殺人現場の呪い(2000年、村上賢司監督) - 出演
テレビドラマ
編集- さわやか3組(1999年 - 2000年、NHK教育テレビ) - 脚本
- 中学生日記(2001年 - 2007年、NHK名古屋放送局) - 脚本
- 私立探偵濱マイク(2002年、読売テレビ) - 出演
- 恋する日曜日(2003年、BS-i) - 出演
- 怪談新耳袋(2007年 - 2008年、BS-i) - 脚本・出演
- 上野樹里と5つの鞄(2009年、WOWOW) - 出演
- 時々迷々(2009年、NHK教育テレビ) - 脚本・出演
- 怪異TV(2015年、NHK BSプレミアム) - 出演
- 前科者 -新米保護司・阿川佳代-(2021年、WOWOW)- 出演 - 福島シオン 役
- デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士(2023年、NHK総合) - 出演 - 能美隆明 役
ミュージック・ビデオ
編集- ムーンライダーズ feat. 小島麻由美「ゲゲゲの女房のうた(A Ge Ge Version)」(2010年) - 監督
- うみのて「Words Kill People」(2013年、内藤瑛亮監督) - 出演
WEBシネマ
編集- φ(2002年、三木聡監督) - 出演
舞台
編集- お迎え準備(2000年、斎藤久志演出) - 出演
CM
編集ディスコグラフィー
編集- 岡村みどり & Glenn Miyashiro「猫ストーカーのうた」(2009年) - 作詞
- ムーンライダーズ feat. 小島麻由美「ゲゲゲの女房のうた(A Ge Ge Version)」(2010年) - 作詞
著書
編集- メイキング オブ モスラ 探検!モスラ絵日記(1996年、フォレスト出版)
受賞歴
編集脚注
編集- ^ “鈴木卓爾監督作「楽隊のうさぎ」吹奏楽部の生演奏でクランクアップ!”. 映画.com (2013年5月6日). 2015年12月15日閲覧。
- ^ “教員紹介-鈴木卓爾”. 京都造形芸術大学 (2017年8月8日). 2015年12月15日閲覧。
- ^ “映画『ゲゲゲの女房』監督、鈴木卓爾インタビュー”. ぴあ関西版WEB. ぴあ (2010年). 2015年12月15日閲覧。
- ^ “098:鈴木卓爾さん(『楽隊のうさぎ』監督)”. REALTOKYO (2013年12月13日). 2015年12月15日閲覧。
- ^ “初期の鈴木卓爾 誰も寝てはならぬ上映会”. 神戸映画資料館 (2010年). 2015年12月15日閲覧。
- ^ “『私は猫ストーカー』 鈴木卓爾監督×星野真里インタビュー”. CINRA.NET (2009年7月1日). 2015年12月15日閲覧。
- ^ “神戸会場 招待作品部門”. ぴあフィルムフェスティバル (2009年). 2015年12月15日閲覧。
- ^ “キャスト”. 正しく生きる. 2015年12月15日閲覧。
- ^ “『ゲゲゲの女房』 - 鈴木卓爾(監督)インタビュー”. 映画藝術 (2010年11月19日). 2015年12月15日閲覧。
- ^ “『私は猫ストーカー』初日舞台あいさつ”. fjmovie.com (2009年7月4日). 2015年12月15日閲覧。
- ^ “鈴木 卓爾 (映画監督) - 映画『ゲゲゲの女房』について”. INTRO (2010年11月24日). 2015年12月15日閲覧。
- ^ “気鋭監督が予算内で競作『シネマ☆インパクト』、第1弾に瀬々敬久、大森立嗣ら5組”. CINRA.NET (2012年8月28日). 2015年12月15日閲覧。
- ^ “鈴木卓爾監督、最新作「楽隊のうさぎ」は「宝のような映画」”. 映画.com (2013年10月20日). 2015年12月15日閲覧。
- ^ “鈴木卓爾のSFメタ映画「ジョギング渡り鳥」公開決定、無料上映イベントも”. ナタリー (2015年10月7日). 2015年12月15日閲覧。
- ^ “白石和彌×阿部サダヲ×岡田健史「死刑にいたる病」公開日が決定、新キャストも発表”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年1月26日) 2022年1月26日閲覧。
- ^ “映画『ラストホール』公式サイト”. 2024年9月18日閲覧。
- ^ “映画賞続々受賞の『ディア・ドクター』、ヨコハマ映画祭でも5冠!”. Walkerplus (2009年12月22日). 2015年12月14日閲覧。
- ^ “映画のプロが選ぶ映画賞、最高賞は『私は猫ストーカー』”. ORICON STYLE (2010年4月14日). 2015年12月14日閲覧。
- ^ “ジャルジャルが俳優として“初”受賞 第25回高崎映画祭”. ORICON STYLE (2010年12月21日). 2015年12月14日閲覧。
外部リンク
編集- 鈴木卓爾 - ASLAND CRUISE
- 鈴木卓爾 - allcinema
- 鈴木卓爾 - KINENOTE
- 鈴木卓爾 - 日本映画データベース
- Takuji Suzuki - IMDb