野崎駅 (栃木県)
野崎駅(のざきえき)は、栃木県大田原市薄葉(うすば)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の駅である[1]。「宇都宮線」の愛称区間に含まれている。
野崎駅 | |
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駅舎(2022年11月) | |
のざき Nozaki | |
◄矢板 (4.8 km) (5.2 km) 西那須野► | |
所在地 | 栃木県大田原市薄葉2233 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■東北本線(宇都宮線) |
キロ程 | 146.6 km(東京起点) |
電報略号 | ノサ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線(実質2面2線)[1] |
乗車人員 -統計年度- |
1,167人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1897年(明治30年)2月25日[2] |
備考 | 業務委託駅 |
概要
編集大田原市に位置する唯一の駅である[1]が、大田原市の中でも那須塩原市と矢板市の市境に挟まれた、細長く突き出た地域に立地している。市中心街地からは離れており、隣の西那須野駅の方が中心部に近い[1]。西日本旅客鉄道(JR西日本)片町線(学研都市線)に同名の駅(大阪府大東市)が存在するため、乗車券類には「(北)野崎」と印字される。
歴史
編集- 1897年(明治30年)2月25日:日本鉄道の駅として開業[2]。
- 1906年(明治39年)11月1日:鉄道国有法により国有化[2]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により東北本線の所属となる。
- 1984年(昭和59年)2月1日:貨物および荷物扱い廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる[2]。
- 2004年(平成16年)10月16日:ICカードSuica供用開始[3]。
- 2008年(平成20年)
- 2016年(平成28年)3月31日:1番線の嵩上げ工事が完了。
- 2017年(平成29年)3月31日:3番線の嵩上げ工事が完了。
- 2022年(令和4年)3月12日:ダイヤ改正により黒磯駅 - 宇都宮駅間の電車がE131系でのワンマン運転に統一され、グリーン車の営業(乗り入れ)が終了。
駅構造
編集単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線の地上駅であるが、2番線は架線撤去の上ホームにフェンスがされているため、事実上は単式ホーム2面2線である[1]。改札・1番線ホームと3番線間は跨線橋を利用する。ホームは2016年度に嵩上げされた。
業務委託駅[1](JR東日本ステーションサービス委託、那須塩原駅管理)。簡易Suica改札機、指定席券売機、乗車駅証明書発行機が設置されている。ATOS対応の自動放送は導入されているが、発車標は駅舎内も含めて設置されていない。駅員は一定時間を除きいる。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■宇都宮線(東北線) | 下り | 那須塩原・黒磯・白河方面 |
3 | 上り | 宇都宮・大宮・上野・東京方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 白河駅方面は黒磯駅で、大宮駅方面は宇都宮駅での乗り換えが必要。
- 2004年3月13日のダイヤ改正以降は湘南新宿ラインの列車が、2022年3月12日のダイヤ改正以降は上野方面(上野東京ライン)の列車は当駅に乗り入れなくなった。
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改札口(2022年11月)
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ホーム(2022年11月)
利用状況
編集JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は1,167人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
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年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 921 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 1,021 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 1,112 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 1,092 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 1,111 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 1,135 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 1,177 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 1,168 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 1,168 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 1,231 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 1,264 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 1,260 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 1,277 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 1,335 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 1,223 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 1,244 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 1,199 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 1,242 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 1,274 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 1,306 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)1,032 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)1,057 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)1,108 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)1,167 | [利用客数 1] |
駅周辺
編集- 大田原警察署野崎駐在所
- JAなすの野崎支所
- キヤノンメディカルシステムズ株式会社
- 国道4号(陸羽街道)
- 国道461号(日光北街道)
- 栃木県道192号滝沢野崎停車場線
- 栃木県道306号西那須野下石上線
- 大田原野崎郵便局
- 那須中央病院
- 金和崎岩(チョウゲンボウ繁殖地)
- 野崎工業団地
- 箒川
- 那須疏水第四分水(西堀)
- 栃木県道185号関谷上石上線
2006年(平成18年)に駅前の改修整備事業により、タクシー乗り場を含めロータリーが完成した。
野崎駅を含め、周辺にも「野崎」が付く施設等が多いが、これは1954年(昭和29年)12月31日まで存在した那須郡野崎村に由来している。
バス路線
編集『野崎駅』停留所にて、大田原市営バスが運行する路線バスが発着する。発着系統は「野崎方面循環線」であり、大田原市役所や那須中央病院へと結ばれている。
隣の駅
編集脚注
編集出典
編集利用状況
編集- ^ a b “各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月22日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月5日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月9日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報(野崎駅):JR東日本