谷町六丁目駅
谷町六丁目駅(たにまちろくちょうめえき)は、大阪府大阪市中央区谷町六丁目にある、大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) の駅。谷町線と長堀鶴見緑地線の2路線が乗り入れる。駅番号は谷町線がT24、長堀鶴見緑地線がN18。
谷町六丁目駅 | |
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5号出入口(2015年2月) | |
たにまち6ちょうめ Tanimachi 6-chome | |
所在地 | 大阪市中央区谷町六丁目 |
所属事業者 | 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 2面4線(各線1面2線) |
乗車人員 -統計年度- |
15,167人/日(降車客含まず) -2023年- |
乗降人員 -統計年度- |
30,138人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1968年(昭和43年)12月17日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ●谷町線 |
駅番号 | T24 |
キロ程 | 15.2 km(大日起点) |
◄T23 谷町四丁目 (1.0 km) (0.9 km) 谷町九丁目 T25► | |
所属路線 | ●長堀鶴見緑地線 |
駅番号 | N18 |
キロ程 | 4.4 km(大正起点) |
◄N17 松屋町 (0.4 km) (1.3 km) 玉造 N19► | |
備考 | キロ程は営業キロ |
歴史
編集駅構造
編集両路線とも島式ホーム1面2線の地下駅である。谷町線ホーム東梅田寄りに、長堀鶴見緑地線ホーム大正寄りにつながる連絡通路が設けられている。改札口は谷町線ホーム南側と中央に付近の上層に1ヶ所ずつ、長堀鶴見緑地線ホーム中央の上層に1ヶ所、合計3ヶ所。
当駅は、谷町線部分が平野管区駅に所属し、谷町九丁目駅の被管理駅である。また、長堀鶴見緑地線部分はドーム前千代崎管区駅に所属し、駅長が配置され、玉造駅、松屋町駅を管轄している。
のりば
編集番線 | 路線 | 行先 |
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谷町線ホーム | ||
1 | 谷町線 | 天王寺・八尾南方面[2] |
2 | 東梅田・都島・大日方面[2] | |
長堀鶴見緑地線ホーム | ||
1 | 長堀鶴見緑地線 | 森ノ宮・京橋・鶴見緑地・門真南方面[3] |
2 | 心斎橋・ドーム前千代崎・大正方面[3] |
- なお、3・4号出入口と長堀鶴見緑地線ホームを行き来する場合は谷町線のホームを歩く必要がある。
駅のデザインテーマ
編集長堀鶴見緑地線の各駅はデザインテーマを定めている。谷町六丁目駅のテーマは、当駅周辺に寺や神社が点在していることから「寺と神社」である。ホームは石畳や和風建築をモチーフにしている。コンコース壁画「過去から未来へ-谷町の遺産-」は、障子や格子戸から神社仏閣が垣間見える様子を表現している。なお、谷町筋沿いの寺町(谷町筋八丁目寺町)へは、谷町線で一駅隣の谷町九丁目駅、あるいは、近鉄大阪上本町駅もアクセスが良い。
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谷町線側改札
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長堀鶴見緑地線側改札
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谷町線プラットホーム
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長堀鶴見緑地線プラットホーム
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長堀鶴見緑地線コンコースにある壁画「過去から未来へ-谷町の遺産-」
利用状況
編集2023年11月7日の1日乗降人員は30,138人(乗車人員:15,167人、降車人員:14,971人)である。
各年度の特定日における利用状況は下表の通りである。なお1969・1995年度の記録については、それぞれ1970・1996年に行われた調査である。
年度 | 調査日 | 乗車人員 | 降車人員 | 乗降人員 | 出典 | |
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府 | メトロ | |||||
1969年(昭和44年) | 1月27日 | 10,378 | 11,162 | 21,540 | [大阪府 1] | |
1970年(昭和45年) | 11月 | 6日11,465 | 12,218 | 23,683 | [大阪府 2] | |
1972年(昭和47年) | 11月14日 | 12,609 | 13,889 | 26,498 | [大阪府 3] | |
1975年(昭和50年) | 11月 | 7日14,332 | 15,452 | 29,784 | [大阪府 4] | |
1977年(昭和52年) | 11月18日 | 14,315 | 15,468 | 29,783 | [大阪府 5] | |
1981年(昭和56年) | 11月10日 | 16,337 | 17,111 | 33,448 | [大阪府 6] | |
1985年(昭和60年) | 11月12日 | 15,270 | 15,958 | 31,228 | [大阪府 7] | |
1987年(昭和62年) | 11月10日 | 15,260 | 16,210 | 31,470 | [大阪府 8] | |
1990年(平成 | 2年)11月 | 6日15,554 | 16,078 | 31,632 | [大阪府 9] | |
1995年(平成 | 7年)2月15日 | 15,146 | 15,386 | 30,532 | [大阪府 10] | |
1998年(平成10年) | 11月10日 | 15,429 | 14,783 | 30,212 | [大阪府 11] | |
2007年(平成19年) | 11月13日 | 15,250 | 15,599 | 30,849 | [大阪府 12] | |
2008年(平成20年) | 11月11日 | 15,403 | 15,586 | 30,989 | [大阪府 13] | |
2009年(平成21年) | 11月10日 | 15,905 | 16,170 | 32,075 | [大阪府 14] | |
2010年(平成22年) | 11月 | 9日15,088 | 15,429 | 30,517 | [大阪府 15] | |
2011年(平成23年) | 11月 | 8日15,224 | 15,342 | 30,566 | [大阪府 16] | |
2012年(平成24年) | 11月13日 | 15,829 | 15,828 | 31,657 | [大阪府 17] | |
2013年(平成25年) | 11月19日 | 15,495 | 15,579 | 31,074 | [大阪府 18] | [メトロ 1] |
2014年(平成26年) | 11月11日 | 16,034 | 16,156 | 32,190 | [大阪府 19] | [メトロ 2] |
2015年(平成27年) | 11月17日 | 17,288 | 17,534 | 34,822 | [大阪府 20] | [メトロ 3] |
2016年(平成28年) | 11月 | 8日17,304 | 17,534 | 34,838 | [大阪府 21] | [メトロ 4] |
2017年(平成29年) | 11月14日 | 17,466 | 17,365 | 34,831 | [大阪府 22] | [メトロ 5] |
2018年(平成30年) | 11月13日 | 16,814 | 16,716 | 33,530 | [大阪府 23] | [メトロ 6] |
2019年(令和元年) | 11月12日 | 16,533 | 16,501 | 33,034 | [大阪府 24] | [メトロ 7] |
2020年(令和 | 2年)11月10日 | 14,507 | 14,469 | 28,976 | [大阪府 25] | [メトロ 8] |
2021年(令和 | 3年)11月16日 | 14,630 | 14,700 | 29,330 | [大阪府 26] | [メトロ 9] |
2022年(令和 | 4年)11月15日 | 14,862 | 14,956 | 29,818 | [大阪府 27] | [メトロ 10] |
2023年(令和 | 5年)11月 | 7日15,167 | 14,971 | 30,138 | [メトロ 11] |
1998年度の路線別データ
編集大阪市営地下鉄(現・Osaka Metro)ではかつて複数の地下鉄路線が連絡する駅について路線ごとの乗車人員・降車人員を発表していたが、長堀鶴見緑地線の京橋駅〜心斎橋駅間延伸が行われてから採集された路線別データは1998年度の分のみとなっている。
この時点では長堀鶴見緑地線のみの乗降人員は線内で3番目に少なくなっている(当駅より少ない2駅も他路線との連絡駅である)。
年度 | 調査日 | 路線 | 乗車人員 | 降車人員 | 乗降人員 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|---|
1998年(平成10年) | 11月10日 | 谷町線 | 12,462 | 11,977 | 24,439 | [大阪府 11] |
長堀鶴見緑地線 | 2,967 | 2,806 | 5,773 |
駅周辺
編集長堀通以南の空堀界隈は奇跡的に戦災を免れ、戦前から存在する民家なども残っている。谷町筋と長堀通沿いには高層マンションが多く見られ、小規模なオフィスビルも散見するが、隣駅である玉造駅、谷町四丁目駅ほどの人の往来はなく、中央区内でも閑静な地域である。
谷町6交差点
編集谷町6交差点は、中央区安堂寺町一・二丁目、谷町六丁目にある道路交差点。長堀通(国道308号)と谷町筋(大阪府道30号大阪和泉泉南線)との交点である。交差点の直下には地下鉄谷町線が、さら下に地下鉄長堀鶴見緑地線が通っている。
谷町筋には長堀通をくぐるアンダーパスが1999年(平成11年)に設置された。交通量の多い道路同士が平面交差しており、1990年代には交通量が飽和状態だったためアンダーパスが建設された。南にある谷九アンダーパスと違い、地下鉄構造物の設置と同時に計画されたものではない。交差点より北側は北に向かって下がる地形であるため、南側スロープが北側より50mほど長くなっている。
長堀通には大阪市電玉造線が1910年に、谷町筋には大阪市電谷町線が1911年に敷設され、谷町六丁目電停が設置されていた。しかし、1923年から1928年にかけて、それまで陸軍用地で占められていた上町筋の上本町二丁目電停(現・上本町1交差点)以北にも市電が開通すると、市電谷町線の需要は低下した。加えて谷町筋の谷町6交差点以南が未改良区間で市電の敷設がなかったこともあり、市電谷町線は1944年6月1日に廃止された。大阪市電の中では比較的早い時期の廃止に当たる。なお、市電玉造線は1961年11月1日に廃止となり、その後、大阪市営トロリーバスが走った。
周辺施設
編集- 名勝・公園など
- 公共・文化施設など
- 大阪府社会福祉会館
- 大阪府谷町福祉センター
- 母子・父子福祉センター「清香会館」
- 大阪薬業年金会館
- 大阪古書会館
- 文化複合施設「萌」
- 直木三十五記念館
- 大槻能楽堂
- 学校
- 企業
- 商業施設
バス路線
編集隣の駅
編集脚注
編集記事本文
編集注釈
編集出典
編集- ^ オフィスJ.B、旭和則『都市鉄道完全ガイド 関西私鉄・地下鉄 2022-2023年版』双葉社、2022年8月31日、119頁。
- ^ a b “Osaka Metro|谷町六丁目”. www.osakametro.co.jp. 2023年6月10日閲覧。
- ^ a b “Osaka Metro|谷町六丁目”. www.osakametro.co.jp. 2024年10月15日閲覧。
利用状況
編集- 大阪市高速電気軌道
- ^ 路線別乗降人員 (2013年11月19日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2014年11月11日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2015年11月17日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2016年11月8日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2017年11月14日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2018年11月13日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2019年11月12日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2020年11月10日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2021年11月16日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2022年11月15日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2023年11月7日(火)交通調査) (PDF)
- 大阪府統計年鑑
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和45年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和46年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和48年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和51年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和53年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和57年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和61年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和63年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和4年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和5年) (PDF)
関連項目
編集外部リンク
編集- 谷町六丁目駅(谷町線) - Osaka Metro
- 谷町六丁目駅(長堀鶴見緑地線) - Osaka Metro