石橋 脩(いしばし しゅう、1984年4月3日 - )はJRA美浦トレーニングセンター所属の騎手

石橋脩
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都
生年月日 (1984-04-03) 1984年4月3日(40歳)
身長 166 cm[1]
体重 51 kg[1]
血液型 A型[1]
騎手情報
所属団体 JRA
所属厩舎 柴田政人美浦) 2003.3.1 - 2015.12.24 →
フリー(美浦) 2015.12.25 -
初免許年 2003年
免許区分 平地[2]
重賞勝利 27勝(中央24勝、地方3勝)
G1級勝利 3勝(中央2勝、地方1勝)
天皇賞(春)(2012年)
阪神ジュベナイルフィリーズ(2017年)
JBCスプリント(2024年)
通算勝利 12960戦852勝(中央)
104戦10勝(地方)
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2013年2月までは関西に石橋守がいたため、競馬新聞スポーツ新聞の競馬面の馬柱では「石橋脩」とフルネームで表記されていたが、石橋守の引退により現在は「石橋」と表記されている。

来歴

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2003年に美浦の柴田政人厩舎所属騎手としてデビュー[3]3月1日中山競馬第1競走でマグマヴィーナスにて初騎乗(2着)。同年3月29日中京競馬第8競走でエーピーダイモンジに騎乗し初勝利を挙げる。

この年は長谷川浩大松岡正海といった若手の中でも乗れる騎手がデビューした年であり、石橋は25勝を挙げ民放競馬記者クラブ賞を受賞した。

2年目の2004年は38勝を挙げデビュー年より勝利数を上積み、その後もコンスタントに勝ち続け、2006年4月1日福島競馬第12競走(喜多方特別)でダンスオブサロメに騎乗し、JRA通算100勝を達成した。なお同じ日に中山競馬第4競走で石橋と仲が良い同期の松岡正海が通算100勝を達成していた[4]

デビュー3年目より重賞への騎乗機会を2桁に乗せ、ジャガーメイルなど上位人気馬での騎乗もある中、勝利することができずにいたが、2010年1月11日フェアリーステークスにてコスモネモシンに騎乗し、重賞騎乗112戦目にて初勝利を挙げた[5]

2010年8月、韓国ソウル競馬場で行われた「第6回韓国馬事会国際騎手招待レース」に出場し海外初騎乗、第4戦のYTN杯(韓国重賞・グレード外)でタムナファンフィに騎乗し海外初勝利(総合4位)[6]

2012年4月29日、第145回天皇賞をビートブラックで勝利し、初のGIタイトルを獲得した[7]。なお、これが京都競馬場初勝利であった事を、当日行われたジョッキーイベント(天皇賞・春、ジョッキー回顧)で語られた。

2014年1月18日、中山12Rをフィロパトールで制し、JRA通算400勝を達成(現役34人目)。表彰時プラカード持ちをしたのは田辺裕信[8]

2015年12月25日を以て柴田厩舎を離れフリーとなる。

2016年に競馬情報サイトnetkeiba.comバレットを募集し、普段は“きたじーま”の芸名で活動しているお笑い芸人の北島敦を採用した[9]

2017年の阪神ジュベナイルフィリーズラッキーライラックで制し、GI競走2勝目を挙げた。GIの2勝はいずれも関西馬で挙げている。

2020年にはダービー卿チャレンジトロフィーニュージーランドトロフィーアーリントンカップを制覇し、自身初となる3週連続重賞制覇を成し遂げている。

2020年10月25日、JRA通算11,000回騎乗を達成(史上36人目・現役23人目)[10]

2021年6月、バレットを務めていたお笑い芸人の北島敦の退職に伴い、再びnetkeiba.comでバレットを募集[11]

人物

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2010年4月に中山競馬場で行われ、同月18日に結果発表された「抱かれたい騎手といえば?」というアンケートで第1位に選ばれている。

ゲームが好きでダービースタリオンブルードラゴン等を好んでプレイする。騎手を目指すきっかけになったのもダビスタの影響とのこと[12]

主な騎乗馬

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2012年天皇賞(春)(ビートブラック

騎乗成績

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日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順
初騎乗 2003年3月1日 3回中山1日1R 3歳未勝利 マグマヴィーナス 16頭 6 2着
初勝利 2003年3月29日 1回中京7日8R 4歳上500万円下 エーピーダイモンジ 16頭 12 1着
重賞初騎乗 2003年12月21日 3回中京6日11R CBC賞 トーセンリリー 16頭 14 16着
重賞初勝利 2010年1月11日 1回中山4日11R フェアリーステークス コスモネモシン 16頭 11 1着
GI初騎乗 2005年10月23日 4回京都6日11R 菊花賞 ディーエスハリアー 16頭 12 14着
GI初勝利 2012年4月29日 3回京都4日11R 天皇賞(春) ビートブラック 18頭 14 1着
年度 1着 2着 3着 騎乗数 勝率 連対率 複勝率 表彰
2003年 25 26 25 386 .065 .132 .197 民放競馬記者クラブ賞
2004年 38 46 45 778 .049 .108 .166 中央競馬騎手年間ホープ賞
2005年 30 28 39 617 .049 .094 .157
2006年 26 34 40 669 .039 .090 .149
2007年 41 56 55 680 .060 .143 .224
2008年 36 24 42 637 .057 .094 .160
2009年 36 37 35 673 .053 .108 .160
2010年 37 40 45 695 .053 .111 .176
2011年 44 42 47 599 .073 .144 .222
2012年 42 44 49 679 .062 .127 .199
2013年 43 69 49 704 .061 .159 .229 フェアプレー賞(関東)
2014年 27 35 43 595 .045 .104 .176
2015年 27 27 40 562 .048 .096 .167
2016年 42 38 51 596 .070 .134 .220 フェアプレー賞(関東)
2017年 67 40 56 611 .110 .175 .267 フェアプレー賞(関東)
2018年 59 52 55 520 .113 .213 .319
2019年 55 46 48 526 .105 .192 .283
2020年 44 60 49 583 .075 .178 .262 フェアプレー賞(関東)
2021年 51 49 42 450 .113 .222 .316
2022年 36 30 34 445 .081 .148 .225
2023年 24 45 40 479 .050 .144 .228
2024年 22 31 32 476 .046 .111 .179
中央 852 899 961 12960 .066 .135 .209
地方 10 4 6 107 .093 .131 .187

脚注

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  1. ^ a b c 石橋脩のプロフィール|競馬データベース - netkeiba.com”. netkeiba.com. 2019年10月21日閲覧。
  2. ^ JRA公式
  3. ^ 第42回 中央競馬騎手 石橋脩さん”. JRA-VAN. 2015年6月15日閲覧。
  4. ^ 石橋脩騎手、JRA通算100勝達成 - netkeiba.com 2006年4月1日(2014年8月18日閲覧)
  5. ^ 2010年桜花賞特集 - Keiba@nifty (2014年8月18日閲覧)
  6. ^ 石橋脩騎手が韓国重賞を勝利/国際騎手招待レース”. netkeiba.com. 2023年7月17日閲覧。
  7. ^ ビート大金星!石橋脩が大胆先行/天皇賞 - nikkansports.com 2012年4月30日(2014年8月18日閲覧)
  8. ^ 石橋脩騎手がJRA通算400勝達成 - nikkansports.com 2014年1月18日(2014年8月18日閲覧)
  9. ^ 石橋脩騎手の新バレットが決定 素顔はお笑い芸人
  10. ^ 開催競馬場・今日の出来事(10月25日(日曜)) JRA”. www.jra.go.jp. 2020年11月11日閲覧。
  11. ^ 【求人情報】石橋脩騎手のバレットを募集します! | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2021年6月7日閲覧。
  12. ^ 私の競馬はちょっと新しい - JRA-VAN(2014年8月18日閲覧)
  13. ^ 当初は戸崎圭太騎手が騎乗予定だったが、病気のため騎乗不可能となり、代打で騎乗した
  14. ^ リバーラ”. www.jbis.or.jp. JBISサーチ. 2022年11月5日閲覧。
  15. ^ アイアンバローズ”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年12月2日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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