畢贛
ビー・ガン (畢贛, 1989年6月4日 - ) は中国の映画監督、脚本家。貴州省凱里市生まれ。 最初の長編映画、 『凱里ブルース』は2015年に公開され、第52回金馬奨新人監督賞[1]、FIPRESCI賞[2]、第37回ナント三大陸映画祭金の気球賞[3]、第68回ロカルノ国際映画祭最優秀新人長編映画賞[4]を受賞した。
ビー・ガン | |
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繁体字 | 畢贛 |
簡体字 | 毕赣 |
漢語拼音 | Bì Gàn |
民族 | ミャオ族 |
生誕 |
1989年6月4日(35歳) 貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州凱里市 |
職業 | 映画監督、脚本家 |
経歴
編集貴州省凱里市で1989年6月に生まれた。ミャオ族である[5]。
大学時代、畢はアンドレイ・タルコフスキーの『ストーカー』を観た。のちにインタビューで述べている。「映画は"主流の映画"と違ったふうにできる。好きなように作れる。それまで観たことがあったのは主にハリウッド映画だった。教えられたことは退屈だった。」[6]。この映画のために、彼は映画製作を志すようになった 「それより前、私の親と親族は私が何もしたくなかったので、卒業後無職になると思っていた。」[6]
映画製作のキャリア
編集2010年、彼は最初の短編映画「南方」を作った。大学が後援する「光影随行」映画祭で最初の賞を取った。
二年後の2012年、彼は山間の小さな孤立した町での殺人が題材の白黒の短編映画「金刚经」を作った。この映画は香港芸術中心の第19回IFVA賞で特別賞を受賞し[7]、南京の第9回中国インディペンデント映画祭でトップ10に入った[8]。
2015年、脚本も書いた長編デビュー映画『凱里ブルース』で、新進監督として認められた。この映画は第52回金馬奨新人監督賞[1]、FIPRESCI賞[2]、ナント三大陸映画祭金の気球賞[3]、第68回ロカルノ国際映画祭新人長編映画賞[4]を受賞した。
2017年、長編第二作『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』の脚本・監督を手掛けた。タン・ウェイ、ホアン・ジエ、シルヴィア・チャン、リー・ホンチーが出演している。この映画も貴州省を舞台としていて、2018年に公開された[9]。
フィルモグラフィ
編集- 南方 (短編) (2010)
- 老虎(2011)
- 金刚经 (短編) (2012)
- 凱里ブルース 路边野餐 (2015)
- 秘密金鱼 (短編) (2016)
- ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ 地球最后的夜晚 (2018)
- 破碎太阳之心 (短編) (2022)
脚注
編集- ^ a b “台北金馬影展 Taipei Golden Horse Film Festival” (中国語). 23 October 2018閲覧。
- ^ a b “FIPRESCI - Bi Gan”. www.fipresci.org. 23 October 2018閲覧。
- ^ a b “Festival des 3 Continents | Kaili Blues”. www.3continents.com. 23 October 2018閲覧。
- ^ a b “Lu bian ye can” (英語). www.locarnofestival.ch. 23 October 2018閲覧。
- ^ Kraicer, Shelly. “Cinema Scope | Kaili Blues (Bi Gan, China)” (英語). 2019年6月14日閲覧。
- ^ a b 网易. “毕赣:我把看电影叫面壁思过_网易新闻”. news.163.com. 31 October 2018閲覧。
- ^ “Past Award Winning Titles — The 19th ifva Awards”. www.ifva.com. 31 October 2018閲覧。
- ^ “第九届中国独立影像年度展(CIFF) 影像档案 艺术档案”. www.artda.cn. 31 October 2018閲覧。
- ^ “Cannes Lineup Includes New Films From Spike Lee, Jean-Luc Godard”. Variety. 12 April 2018閲覧。