田端泰子
田端 泰子(たばた やすこ、1941年12月20日 - )は、日本の歴史学者。文学博士(京都大学・論文博士・1989年)(学位論文「中世村落の構造と領主制」)。京都橘大学名誉教授、同学長。専門は日本中世史(中世後期の村落構造)・女性史。
経歴
編集兵庫県神戸市生まれ。1964年京都大学文学部卒業、同大学院博士課程中退、橘女子大学助教授、1980年教授、校名変更で1988年京都橘女子大学教授、1989年「中世村落の構造と領主制」で文学博士(京都大学)の学位を取得。2004年より学長、2005年校名変更で京都橘大学学長。2010年退任、名誉教授。
受賞等
編集- 2008年 - やましな栄誉賞
- 2021年 - 京都市文化功労者
著書
編集- 『中世村落の構造と領主制』法政大学出版局 1986
- 『日本中世の女性』吉川弘文館 1987
- 『日本中世女性史論』塙書房 1994
- 『女人政治の中世 北条政子と日野富子』講談社現代新書 1996/吉川弘文館(読みなおす日本史) 2022 ISBN 9784642075121
- 『日本中世の社会と女性』吉川弘文館 1998 オンデマンド版 2023 ISBN 9784642726733
- 『北条政子 幕府を背負った尼御台』人文書院 2003
- 『戦国の女たちを歩く』山と渓谷社 2004
- 『山内一豊と千代 戦国武士の家族像』岩波新書 2005
- 『乳母の力 歴史を支えた女たち』吉川弘文館(歴史文化ライブラリー)2005 オンデマンド版 2019 ISBN 9784642755955
- 『高台院北政所おね 大坂の事は、ことの葉もなし』ミネルヴァ書房(ミネルヴァ日本評伝選)2007
- 『細川ガラシャ 散りぬべき時知りてこそ』ミネルヴァ書房・日本評伝選 2010
- 『日本中世の村落・女性・社会』吉川弘文館 2010 ISBN 9784642028950
- 『足利義政と日野富子 夫婦で担った室町将軍家』山川出版社 日本史リブレット 2011
- 『歴史のなかの女性の人権』世界人権問題研究センター 人権問題研究叢書 2012
- 『室町将軍の御台所 日野康子・重子・富子』吉川弘文館(歴史文化ライブラリー)2018 ISBN 9784642058742
- 『日野富子 政道の事、輔佐の力を合をこなひ給はん事』ミネルヴァ書房(ミネルヴァ日本評伝選)2021