渡島福島駅

かつて北海道福島町に存在した北海道旅客鉄道の鉄道駅

渡島福島駅(おしまふくしまえき)は、北海道松前郡福島町字福島にかつて設置されていた、北海道旅客鉄道(JR北海道)松前線廃駅)である。電報略号フク事務管理コードは▲141505[2]

渡島福島駅
おしまふくしま
Oshima-Fukushima
千軒 (9.0 km)
(2.7 km) 白符
地図
所在地 北海道松前郡福島町字福島
北緯41度29分1.6秒 東経140度15分5.9秒 / 北緯41.483778度 東経140.251639度 / 41.483778; 140.251639座標: 北緯41度29分1.6秒 東経140度15分5.9秒 / 北緯41.483778度 東経140.251639度 / 41.483778; 140.251639
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 松前線
キロ程 33.2 km(木古内起点)
電報略号 フク
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1942年昭和17年)11月1日[1]
廃止年月日 1988年(昭和63年)2月1日[1]
備考 松前線廃線に伴い廃駅
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1976年の渡島福島駅と周囲約500 m範囲。左下が松前方面。島状だが駅裏片側使用の単式ホーム1面1線とホームと駅舎間に貨物積卸線が敷かれていて貨車が留置されている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

1980年昭和55年)まで運行されていた、急行松前」の停車駅だった。

歴史

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年表

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駅名の由来

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当駅が所在する地名に、旧国名の「渡島」を付する。

駅構造

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廃止時点では島式ホーム片面使用の1面1線を有する地上駅であり、業務委託駅となっていた。使われなくなった駅舎側の1線は、交換設備運用廃止後も転轍機が撤去された状態で側線として残っていた。ホームは、線路の南側(松前方面に向かって左手側)に存在した。かつては島式ホーム1面2線を有する、列車交換可能な職員配置駅であった。

駅舎はホームの南側に位置し、構内踏切で連絡した[4]。古い木造駅舎で、屋根は津軽海峡からの海風によりだらけであったという[4]

利用状況

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  • 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は392人[4]

駅周辺

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跡地

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2010年平成22年)時点では町役場が建築されているが[5]、鉄道関連施設は何も残っていない[6]2024年令和6年)時点では町役場の入口に、「渡島福島駅跡」と書かれた看板があった。

隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
松前線
千軒駅 - 渡島福島駅 - 白符駅

脚注

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注釈

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  1. ^ 1981年(昭和56年)4月時点では既に業務委託化されている(書籍『コロタン文庫36 国鉄駅名全百科 56.4訂補版』(小学館1981年10月発行)61ページより)。

出典

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  1. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、829頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、219頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
  4. ^ a b c d 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)62ページより。
  5. ^ 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』(JTBパブリッシング2010年4月発行)169ページより。
  6. ^ 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社2011年9月発行)164ページより。

関連項目

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